50cm.メンバー自己紹介 副代表・小野由月

みなさん初めまして☺️☺️

学生団体50cm.副代表の小野由月と申します。50cm .入団のきっかけと入団してからの話をお伝えします。

入団のきっかけ

中学生の頃、村田沙耶香さんのハコブネという本を読んだことをきっかけに、自分はなぜ女性なのだろう、そもそも女性の定義ってなんだろう、男性と女性の違いってなんだろうなど性やジェンダー平等について興味を持ち始めました。

そして高校一年生の春、ツイッターやインスタグラムといったSNSを使い始め、興味を持っていたジェンダー関係の問題について発信している方や団体を見つけました。ジェンダーについてリアルタイムで意見を発信したり、署名を集めたり、デモに参加したりしている皆さんを見て、社会を変えていく動きは起こっているんだ!!ととてもワクワクしました。
情報を得ているだけじゃなくて自分も女性をエンパワーメントするため、ジェンダー平等を達成するために活動してみたいと思うようになりました。

その後、50cm .という団体が、自身が元から興味を持っていたジェンダー平等に加えて様々な分野でのゴール達成を掲げたSDGsの達成を目標としていることに興味を持ち、入団しました。


入団してから

活動していく中でSDGsや環境について考える機会はたくさんありました。
私は環境問題について今まであまり関心がなかったのですが、他のメンバーの考えに触れたり、環境に配慮したお店に取材を行ったりしていく中で自分自身の考え方や行動の仕方が変化したなぁと思っています。

たくさん行ってきた活動の中でも最も思い入れがあるのはSNS投稿です。
50cm .では毎週3回、SDGsに関して高校生としての意見をインスタグラムやツイッターで発信しています。毎回ライターが変わり、メンバー一人一人が自由にテーマを考えて発信することができます。

私は人種やジェンダーにおける差別問題、貧困問題などに興味がありそんなことをテーマにして記事を書いてきました。

自分の考え方を大きく変えたのは在日コリアンへの差別問題についての記事でした。ちょうどその頃議論を呼んでいたナイキのCMを切り口に、実際に在日コリアンの友人に話を聞きながら書いたものです。
韓国人の方をよく思わないいわゆる嫌韓の人が在日コリアンに対してひどいことを言ったりしているのはネット上で見たことがあったため、差別というと個人から個人へ集団から集団へされるものだとばかり思っていました。
しかし、在日コリアンの友人に話を聞いてみると新たな発見がありました。

朝鮮学校では自分たちの置かれた状況をよく学ぶんだけど、そこで差別は人々の感情よりまず先に制度からなくさなきゃいけないって教わる。

友人はこう話していました。
さらに詳しく調べていくと在日コリアンには認められていない制度や権利があることを知りました。高校授業料無償化が外国人学校の中でも朝鮮人学校だけ除外されていることも初めて知りました。

この活動を通じて、マイノリティが置かれている状況を少しでも理解するためには実際に当事者と対話することが必要だと強く思いました。ネット記事などからは到底感じることのできない言葉の重みやリアリティを感じることができ、本当に解決しなければならない問題なんだと痛感しました。
50cm .に所属していることを生かしてマイノリティの置かれている状況を発信することで、社会の多くの人が問題をジブンゴト化するお手伝いをしていきたいと思っています。


おわりに

50cm .の中には様々な興味を持ったメンバーがいます。知識量や経験の差もあれば考え方もそれぞれ違います。
多様な人間がいることを生かしてメンバー同士で対話をすること、メンバー内で知識を深め合うこと、さらにそれをみなさんと共有し一緒にSDGs達成に向かっていくこと、このサイクルを回しながらこれからも50cm .は活動していきます。お読みいただき、ありがとうございました。


在日コリアンについて
(リンクをクリックするとインスタグラムの記事に飛びます。)

他にもこのような形でみんなで記事を投稿しています。気になった方はぜひチェックしてみてください。

50cm.公式instagram





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