50cm.4thの活動-nue buy totoya編-

〜nue buy totoya から学んだ、ゼロウェイストな暮らし〜

この記事では、nue buy totoyaさんの取材と、ゼロウェイストについて紹介したいと思います!

今年の5月に、東京都国分寺市にあるnue buy totoya というゼロウェイストショップを取材しました。取材の様子を日本テレビ「Oha!4」で取り上げていただくということで、かなり緊張しました…(笑)

テレビ放送の様子はこちら↓

https://www.news24.jp/sp/articles/2021/06/04/07883569.html

〔ゼロウェイストとは〕

totoyaさんの紹介の前に、「ゼロウェイスト」について少し説明します。

出てしまったごみをどう処理するかではなく、「ごみを出さない」という考え方のことです。

ゼロウェイストは、商品を売り買いする時だけでなく、日常のあらゆるところに浸透しつつあります。

例えば、ゼロウェイストをコンセプトにした旅行プランが作られたり、スタッフの服から食材まで、全てにおいてごみゼロを目指すレストランもあります。

オーストラリアのある学校では、ゴミ箱をなくすことで、自分が毎日出しているゴミの量に気づかせ、再使用できる容器を導入するといった取り組みが行われたりしています。

〜取材START〜

取材では、予めメンバー内で考えておいた質問をした上で、お話を伺ううちに疑問に思ったことや知りたいと思ったところを質問しました。

質問は、主に

1、お店について

2、社会の流れについてのお店の立場

3、高校生との関係

の3つのタイプに分けて考えました。

ここでは、私の印象に残ったQ&Aを紹介したいと思います。


Q.totoyaさんで取り扱っているようなオーガニックの商品は、環境に良いと分かっていても、どうしても値段が高いというイメージがあり、特に私たちのような高校生には手が届かないと思われがちです。実際はどうなのでしょうか?

A.実は、農家の方に商品を運んでもらう際に包装する手間が省けるため、スーパーなどと比較すると安く仕入れることができていると思います。

確かに、オーガニックは値段が高いというイメージはありますが、totoyaでは少量から好きな量まで、自分で量って買うことができるため、高校生でも300円持っていれば、気軽におやつを買いに来ることができます!

こちらも、量り売りをすぐに全員に受け入れてもらおうとは考えていません。まずはお店に来て、量り売りを体験してもらって、徐々に分かってくれる人が増えると良いなと思っています。


私も、オーガニック商品は値が張るし、意識が高い人が買うものだと思っていたので、安く仕入れることができているということにとても驚きました。包装を減らす・無くすことが、作り手にとっても、売り手にとっても、そして私たち買い手にとっても、良い影響を与えるのだと思いました。

矢継ぎ早に飛んでくる質問にも、一つ一つ丁寧に答えて下さった店長の井川さん、本当にありがとうございました。

〜お買い物~

取材後に、みんなで実際に量り売りを体験しました!

はちみつなどの一部の商品以外は、全て自分で量って買うことができます。

買い方の説明です↓


家から持ってきたタッパーやジャム瓶、巾着袋などに商品を入れます。持ってきていない場合は、お店で200円~買うことができます。また、ドネーション瓶といって、店員やお客さんが家で使わなくなった瓶を消毒し、持ってきたものもあります。こちらは無料で譲ってくださります。

取材後の話し合いで出た反省、課題

・こちらからの一方的な質問だけでなく、もう少し話し合いのような形で、相手からの質問も交えながら取材できればよかった。

・量り売りは時間がかかるので、急いでいるときには向いてないかもしれない。

・生鮮食品など、賞味期限が短いものや保管が難しいものは量り売りにするのは難しそう。肉や魚など、g単位で量れないものもある。

といった意見が出て、量り売りにもやはり課題はまだあるのだと感じた。

《感想》

自分で商品を量って買う、という体験はほとんどなかったので、新鮮でした。お店の商品の半分以上が外国からの輸入品ということで、普段は目にしないものが多くあり、迷いました。

特に、私はドライフルーツやチョコレートが好きなので、持っているお金の範囲ギリギリまで買える!ということが嬉しかったです(笑)。小さいころ駄菓子屋で買い物をした時の、あの気分でした。

また、取材していて思ったことは、メンバーの能力の高さです。

初対面の大人と話すのは誰でも緊張するけれど、質問担当のそらちゃん、マコちゃんは話の流れを作りながらも、自分たちの聞きたいことを質問し、自分の考えも交えて会話していたのがすごいと思いました。写真担当の慧ちゃんは、どんな投稿にするかをイメージして、投稿用の様々な写真を撮ってくれました。私と同じメモ担当のゆづきは、取材後にみんなで話し合いをする際、取材で伺ったことやみんなの意見を分かりやすくまとめてくれて、考える手助けになりました。

お店の中は、木を基調としたあたたかみのある雰囲気で、買い方や商品についての説明も詳しく書かれていたので、分かりやすかったです。店員さんからおすすめを聞いたり、会話を楽しみながら買い物をできて、良い時間を過ごすことができました。ゼロウェイストショップといっても、行きつけの店と同じように、気軽にふらっと立ち寄れる場所なのだと思います。

私の家からは少し遠いところにあるのが残念ですが、totoyaのようなお店がいろんな場所に広がってくれることを願っています。

記事を読んでくださり、ありがとうございました。


50cm.のInstagramにも、取材についてより詳しくまとめた記事があります。ぜひご覧ください♪

https://www.instagram.com/50cm.k/

担当:川島美桜

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