世界には様々な「問題」が潜在、顕在していてそれを解決しようとしている人や今までのやり方を突き進む人、そんなこと考える暇もなく生きることで一生懸命の人など、常にものすごく目まぐるしく動いている状況です。
私が高校生として日々過ごす中で、私たち人間は忙しすぎる毎日の中で、自分が世界をどう動かしているかがわからないうちに気がついたらここまで来てしまったということが多いように感じます。食糧問題をひとつ例にとってもそうです。人口の増加に伴い、必要な人に食糧をきちんと提供するために始まった大規模農業や畜産は、今やアマゾンの森林を破壊し、化学肥料によって農業従事者や消費者への健康に悪影響が及び、土壌を疲弊させています。衛生面や食品ロスを減らすためにプラスチックで個包装された野菜や果物たちは、最終的に海や川に流れ、マイクロプラスチックとなって生き物を苦しめています。
みんな、何か一つのことだけを良くしようとしてきた結果ではないでしょうか。誰も世界を落ち込ませようなんて思って行動していません。一方方向で進んできたからこそ、環境問題をはじめとして私たちの世界に歪みが生じているのではないでしょうか。
私にとっての理想の社会は、全てが“循環”している社会です。循環という輪の中に、様々な立場の人たちとの対話や出会いがあって、心地よく生きていける世界です。
買い物ひとつとっても、プラスチックを捨てなければいけない、とか買ったものの裏側で生産者が苦しんでいるかもしれないなんて、考えなくても自然と自分の買うものの道のりがわかって、感謝しながら消費することができたら、どんなに心温まる社会になるだろうかと思います。
若い世代として、自分たちの理想に向かって行動することほどワクワクすることはないです!これから一緒に頑張りましょう!