毎日がびっくり箱
大学卒業後は希望通り、知的障害児入所施設で働いていました。これまで私が暮らしていた世界とのギャップはとても大きく、本当に毎日が驚きにあふれていました。
具体的なお話しをすることはできないのですが、エピソードは山のようにあるのです。
子どもたちの純粋さと生きにくさ、保護者の方々のわが子への”想い”、施設で働く職員の熱意を感じることばかりでした。
月日が過ぎ、子どもたちの心からの笑顔が見られる”やりがい”と
現場職員だけが頑張っているような”やるせなさ”を抱くようになり、
そして3年目の秋に、人生ではじめての大きなケガをしたことで、
将来を再び考えるようになります。
”もっとたくさんの人に発達障害を知ってもらいたい”
”当事者、保護者、現場の支援者の環境を良くしたい”
よくある”研修”では、その分野に関わる職種の人がメインでしょう。
そうでない”方法”で、もっと多くの人たちにも関心を寄せてほしい。
そして何かの行動をおこしてもらいたい。
当事者との直接な関わり・寄付・広報・正しい知識の習得など何でも。
関心のある人が増えれば社会が動く、現場で働く人の環境がよくなれば、毎日の支援に余裕が生まれる。職員の余裕は子どもたちの余裕につながる。そう思うのです。
例えばディズニー映画「ファインディング・ドリー」のように
エンターテイメントに織り交ぜることで
人々に明るく・ポジティブなメッセージを届けること
それが今の私の、長期的な目標です。
