ヒストリー

幼い頃からあまり泣かない大人しい子供でした。
幼稚園でも小学校でも、真面目で自分から課題に取り組んだりきちんと先生の話を聞いていたりしていたので先生に怒られることがほとんどなかったのが自慢です。逆に言えば親以外に怒られる経験があまりなかったので、先生に怒られた時はその後一年くらいずっと落ち込んでいたし、怒っていた先生の顔を忘れられなかったし、反省していました。

よく建物を訳なくぼーっと見たり、家具屋さんに行ったらしれっとひとり行動をしてしまったり、今考えるとその時からインテリアを見るのが好きだったのかなあと思います。

中高生になってからカフェ巡りが趣味になり、学校のない休日はほとんど地元から都内まで、さまざまなカフェに行きました。おしゃれなカフェは場所が分かりずらいことが多くて、こんなところにあるの！、こんな狭いんだ！と驚かされることが多かったです。
そのような空間に制限があるカフェでも内装がすごく凝っていて、そのカフェのコンセプトに合った壁紙からテーブル・イス、オブジェまで素敵で、悩みが多かった中高生時代でしたが、その空間にいるときはすごく幸せで心が休まる、私にとって大切で大好きな時間でした。その時から私も限られた空間をデザインする人になりたいと思うようになりました。