ビジョン

私は"アート/芸術"というのは、例えば「歌」であったり「楽器の演奏」「ダンス」「絵画」「書」から「道ばたでのパフォーマンス」までもすべて等しく"アート"であると考えています。それらは私たちに直接有益なモノをもたらすことはありませんが、それぞれの人のそれぞれの”アート”が日々私たちの心を勇気づけてくれていることはたしかだと思います。

しかしながら現在、"アート"と呼ばれる物の肩身が大変狭くなっています。特にここ最近の非常事態のなか、例えばライブハウスや劇場が攻撃の対象となったりと、"アート"を自分とは関係のない遠い存在であり、「なくなってしまっても構わない」と感じてしまう人もまた一定数いるということが浮き彫りになっています。

しかし、そんな人たちにもきっと自分が信じる"アート"がどこかにあるのだと思います。私はそのような人たちも、そうでない人たちも等しく、"非日常"ではなく"日常的"に芸術体験ができる場を作りたい。それを目的として多くの人々が集まることで地域自体の活性化も可能ではないか？地方であっても都心に負けない芸術体験の場を提供できるのではないか？と考え、実現のための道を模索しています。