とにかく落ち着きのない子供だった。
例を挙げるとするならば、運動会でみんなが整列している。
俺はその中で、くるくる回っていた。
確か前の日にフィギュアスケートがテレビでやってて、回りたくなったんだと思う。
あと何故か分からないが、桑田佳祐が好きだった。
幼稚園バスで歌っていたらしい。
今でも好きだが、バスの中で歌う勇気はない。
小学校3年生の時、人生で初めて引っ越しをして兵庫県明石市に住み始めた。
たった4年弱くらいの期間だったが、ターニングポイントになった。
この頃からプロ野球が好きだ。
最初はやはり土地柄、タイガースが好きだった。
しかし2010年、マリーンズが優勝した。
ここから俺はどっぷりとマリーンズにはまっている。
残念ながらこの時から優勝していない。頼む。マリーンズ。
中学時代は俺にとって苦痛だった。
足利に戻ったものの、全く周りとかみ合わない。
俺はイジメだとは思っていないが、理不尽なことをたくさん経験した。
小学校からテニスを始めて、この時初めて嫌いになりかけた。
やりたくもない部長をやり、総勢100人以上の部員を当時150cmも身長がない俺がまとめるのは非常に酷だった。
結果を出せば黙るだろうと思っていたが、そんなに甘くはなかった。
ただ、この時の経験が俺を強くさせた。
高校は地元の自称進学校、古豪のような高校に推薦で入った。
中学で辛い経験をしたから、高校では思いっきり自分のやりたいことをした。
見事に成績は落ち、最初はTOP20だったのが学年でワースト3までいった。
けど、非常に有意義な高校生活を送れた。
テニスも全力、兼部していた他の部活でも結果をある程度出せた。
こんなんだから浪人するんだけども。
一浪して第5希望の福岡大学に入学した。
違う環境で生活する分には慣れていたから、全く問題なかった。
ただ、浪人したのに自分の生きたい大学に行けなかったことの虚しさがあった。
ただ福岡大学に入学して、俺は今非常に満足している。
他の大学だと絶対できないようなことを今させてもらっている。
ただ俺の人生、結果を求めてきた。
後悔のないようにこれからがむしゃらに生きていく。