Analyzing Staff
自他のチームともにフットボールの戦術・戦略を、主に数字の面から分析し、戦略立案や練習に還元しています。
フットボールとは、専門化と合理主義の高度に進んだスポーツです。
激しいフィジカルコンタクトのためのタフさが要求される一方で、高度な戦術も必要とされており、その「分析」の重要性は高いです。
だからこそ、選手たちも高度に専門化している一方で、我々のような立場の人間が、ほとんどのチームに存在しており、その上少なくとも日本のフットボールにおいては、そのほとんどがプレイヤーとしてフットボールを経験していない人です。フィールドで戦っているプレイヤーだけでなく、性別・経歴等を問わず、サイドラインで闘い続けること、プレーができないからこその闘いを繰り広げること、それが我々の存在意義です。
2つあります。
ひとつは、前述の通りですが、プレーができないにも関わらず、チームの勝敗に対して直接的に大きな影響を与えられることです。
もうひとつは、プレーをしないからこそ、プレイヤーよりもフットボールそのものを自分なりの美意識に基づいて究明できることです。
まずは、勝つための取り組み。
チームのフットボールに対するコモンセンスを底上げしつつ、自分たちASの力で関東の強豪私大を上回る戦略立案をします。そのために、自分たちがフットボールを学び、それをチーム内に発信しています。
もうひとつは、日本のフットボールをより面白くするための取り組みです。
日本のフットボール界は、すごく面白みがないと思っております。それは、戦術や戦略といったフットボールの大きな魅力に関して、情報や知識をオープンにしたがらないからです。それゆえ、同じチームが同じことをやり続けて勝てる世界になってしまっています。ですので、まずは下克上をした上で、フットボールの知識や情報をチームの外に対してもオープンにしていきたいと思っています。