タンザニアの子どもたちにより良い教育環境を。アフリカの魅力を日本へ。
内容・役割
現在、私は東京本部の代表、そして企画部の部長としてASANTE PROJECTに関わっています。コロナ禍の影響で、ASANTEの活動の主軸であったタンザニアへの渡航が難しい今、多くのメンバーと協力し合いながら日本でできる活動に注力しています。中でも日本において私たちが重きを置いているのが若い世代へのアフリカの魅力発信です。大学1年の頃から、私は母校の高校生たちとタンザニアを学ぶワークショップを開催したり、他の学生団体との交流を通してタンザニアの魅力を伝えてきました。また、当団体で運営しているASANTE MARKETではタンザニアの伝統布を用いたハンドメイド商品を制作し、大学生や中高生をターゲットにアフリカ文化の美しさ、多彩さを知っていただけるような活動を行っています。
自分自身コロナ禍における活動制限の中でASANTEに入り、オンラインでの活動に戸惑いながらも周囲の協力を得つつここまで活動してきました。代表として、団体外の方と関わる責任だけでなく、メンバーを引っ張っていく存在としての責任を感じながら仕事をするのはとてもやりがいがあります。メンバーたちにも私が感じているのと同じ達成感、やりがいを感じてもらうためにも、コロナだから◯◯ができない、と考えるのではなくコロナだから〇〇ができる、と逆転の発想で今後も団体に貢献していければと思います。
活動や事業(仕事)の意義
ASANTE PROJECTのメンバーとして活動する中で、ASANTEが誰かを勇気づけている、誰かの励みになっているのだと感じる場面は多々ありました。もちろん渡航ができていた頃は、教室を建設したり物資を提供することで目に見える形でタンザニアの子どもたちに貢献できていました。現在の渡航が難しい状況においては、現地に直接貢献するのは難しいかもしれません。しかし、日本国内でアフリカの魅力を発信するという意味では多くの方に励ましを与えられたと実感しています。印象に残っているのは、過去にタンザニアに住んだ経験のある日本人の方とコラボさせていただいた際にかけていただいた励ましと感動の言葉です。アフリカがどこか遠い場所で、自分たちにはあまり関わりがないと思われがちな日本でこのような活動を行っている学生がいるのは素晴らしいことで、自分がまたアフリカを見つめ直すきっかけになったとおっしゃってくださった時は、ASANTEの活動に素晴らしく偉大な意義があるのだと実感しました。
自分たちの活動を活性化させ、発信することが、日本に住む人々のアフリカに対する意識を変え、自分からアフリカに関わってみたいと思ってもらえるきっかけになっていることこそが、ASANTEの大きな存在意義だと私は考えています。
想い・やりがい
ASANTE PROJECTの活動は、多岐にわたっています。自ら企画を打ち出したり、他の団体が主催するイベントに参加するだけでなく、ASANTE MARKETの運営のために新商品の発売スケジュールを考えたりアフリカ布に実際触れてどの柄をどの商品に使うか決めたりなど、様々なジャンルの経験ができることがASANTEの大きな特徴であり、また大きなやりがいを感じさせてくれる部分です。自分が企画したイベントをやり遂げられたり、自分が制作した商品が売れたりすると非常に達成感があります。
実現していきたいこと
新入生が入ってくれて約半年が経とうとしている今、コロナの蔓延によって再度活動の幅が制限され始めています。しかし、新たな視点を得られた今こそが、ASANTE PROJECTの活動の幅を広げる大きなチャンスであることは間違いありません。パンデミックが終わるまで待つ、というのはもはや現実的な策ではなく、今学生団体に求められているのはパンデミックへの適応です。多様なオンラインツールが溢れている今、対面での活動ができないというのは言い訳にならないと私は考えています。
オンライン上でのメンバー同士の交流を深めることで積極性と熱意を高め、より多くのイベントに参加したり活動を発信していきたいと願っています。