岡野 遼

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「生きるために生きる」を抜け出す

なんのために生きるのかというのはよく考えるテーマのうちの1つです。これを考えているとき、自分はなんの役に立っていて、どんな役割を果たしてきたかを、自分の中に漠然とある「理想的な生き方」と照らし合わせてその差異を考えます。しかし自分は自己肯定感が低いため、自分が果たした他者との関係での役割に焦点がいきがちです。つまり「人のために何かをすること」ができたかどうかが自分の価値創造に繋がるということです。しかし「他者」を喪失した瞬間に生きる目的を失うのではないかと考えてしまうこともよくあります。他者からの評価に自分の価値を見出している身としては、他者を失うことは自分にとって死と同じ重みを持ちます。そう…