自分は小さいころから、何不自由ない家庭で過ごしてきました。好きだった野球もいつも身近にあり、当然のようにグローブやボールやバットを用いて友達と毎日遊ぶことができていました。その中で、いろいろな体験や経験を積んで多くのことを学び、東大で学ぶという人生の中の一つの夢を叶えることができました。
しかし、大学に入学してUGBAS体に出会い、自分の中で当たり前の存在であった野球が、ウガンダではまだまだ身近で当たり前なものではないということを知りました。さらに、その中で、ウガンダの人々は限られた備品を使って野球を楽しもうとしていることを知りました。
それまでも知っていたはずなのに、自分が視野を広げようとしなかった現実は自分にとってとても衝撃的でした。自分は日本で生まれたからいろいろなことに挑戦をすることができたのに、生まれ落ちた場所が違うだけでチャンスが与えられないということがとても残念に思えました。
そこで、UGBASの活動である、ウガンダの野球支援を行うことで、少しづつでもやりたいことを自由にできる人が増える世界を作っていきたいと思っています。この団体の活動自体はとても小さいものかもしれないけれど、世界の誰かの夢の手助けになる活動ということは間違いないです。野球選手になるだけでなく、野球を通じて学ぶことが、ウガンダの方にもあるはずです。
学生の時にするべきなのは、このような、少しかもしれないけれど確実に結果として蓄積されていくことだと思っています。そうした、一つ一つの積み重ねにより、世界中の多くの人が多種多様な可能性を知り、自分に合った人生を歩んでいけるような未来になることを夢見ています。