「精神的に向上心」があること
夏目漱石の「こころ」にこんな一説があります。
「精神的に向上心のないものは、馬鹿だ」
Kが先生に言い放ち、のちに先生がKに言い放った言葉です。
「こころ」に出会った中学2年生の時、この言葉が妙に刺さりました。本文における意味はともかくとして、「精神的に向上心のない」とはなんだろうか、逆に「精神的に向上心」があるってどんな状態なんだろうかと悶々と考えていました。
私がこの一節を拡大解釈すると、「自分の意思を貫くこと、それをかなえるために様々なことに挑んでいく姿勢」という答えが見えました。暫定的な答えではありますが、今はその最中だと言い聞かせて生きています。
生き方
- やりたいことで生きている
- 好きなことをしながら責任は持つ
- 生きていることに面白がる
- 「精神的に向上心」がある状態
仕事・活動
- 精神的に自立している姿を見せていられる
- 助けてと言えない人、人以外のものを全力で支援する
- 面白い、好きだ、興味がある、こう感じたを発信し続ける
人間関係
- 人として尊敬できる相手がいる
- 来る者は拒まず、去る者は追わず応援する精神で過ごす
- 真面目な話も笑ってしまう話も静寂も楽しめる相手がいる