「今までの人生、良い人生だった」と思えるタイミングはいつなのか。
私は、自分が死んだときの状態をイメージします。
棺桶に入っている私を囲んでいる家族。
いままでずっとそばにいて支えてくれた妻。
私たちのもとに生を受け、そして全力の愛を与えてくれた子供達。
その子供達の子供。私の孫。
私と家族でよかった、幸せだったと思ってくれているでしょうか。
そして、その周りには、いままで私がかかわった方。彼ら、彼女らは私の棺桶の周りで、思い出話をしながら、泣いたり、笑ったりしています。
少しは彼ら、彼女らの心に残る思い出を残すことができたのでしょうか。
そんな周りの人たちを見て、子ども達は、「親父はいろんな人の心に残る人生だったんだな」と感じてくれている。
そんな自分の葬式を、もし見ることができたならば。
「私の人生はいい人生だった」
と思えます。
どんなものを残すか、ではなく、どれだけの人の心に残る人生だったか。
それが私の求めるビジョンです。