ヒストリー

まだ世界の全てが半径数メートル以内に限られていた頃。この頃から長女として「しっかり者のお姉ちゃん」の役割を期待されていたため、自然と幼稚園・小学校でもリーダーシップを発揮していた。自我が強く負けず嫌いで、無限の自信に溢れ何事にも果敢に挑戦する子どもであった。小学校高学年になり中学受験のための塾に通うことで、ようやく「上には上がいる」ことに気がつき性格が丸くなった。

個性豊かで優秀な学友に囲まれ充実した6年間を送っていた。様々な刺激を受け、控えめな性格へと変わっていく。自分がリーダーになるより、リーダーをいかに支えるかにやりがいを感じるようになっていった。部活では100人弱の部員を抱える学校1大規模な管弦楽部に所属し、コンサートの統括をする後期演奏会長という役職を勤め上げた。また自分がこの世に残せるものは何かについて考え始め、現代社会を取り巻くあらゆる問題に関心を持つようになった。

20年間生きてきた日本という環境を客観的に捉え、その今後を真剣に考えるために交換留学を行った。留学の準備は語学の勉強・様々な書類の手配と忙しく実行委員の活動との両立に向けて努力をしてきた。また、1年留学をしても4年間で卒業したいと考えているため1・2年次の間は人よりもかなり多いコマ数の授業を履修してきた。それらの努力が実り無事に交換留学の基準を超える成績を得て派遣が決まった経験は、努力し続けることの大切さを実感させてくれた。