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ヒストリー

出身地

奈良県

幼少期の暮らし、体験

僕は好奇心が強い子供だった。

小学校4年生の頃に家庭の事情でアメリカで暮らすことになった。感じたことがない空気、見たことがない景色、聞いたことがない言語、食べたことがない肉料理、匂ったことがない香水などに魅了された。

当時は自分が住んでいる場所が全ての世界だと考えていたが、一機の飛行機で自分たち以外の世界も存在することを知った。僕が知らなかった世界に足を踏み入れた瞬間入ってきた多くの新しい情報が好奇心を刺激し、それから僕は常に外に出て、気になった事にはすぐに手を出すような子供になった。

中学・高校時代

中学・高校時代もアメリカで暮らしていたが、当時はアイデンティティに悩まされていた。

日本人であることからアメリカでは「外側の人間」扱い、アメリカに長く暮らしているので日本でも「外側の人間」扱いをされた。自分のアイデンティティを確立できる場所が何処なのか分からなくなった。

当時の僕は安心できる居場所が欲しかった。アメリカでも日本でも、街中でも学校でも外の人間扱いされる僕にとって、居場所は家だけだった。「外の人間」扱いをされず、自分のアイデンティティを確立できる場所が家だけだったので、ずっと部屋に引きこもるような人間になった。

大学・専門学校時代

京都産業大学

家族と一緒に日本に帰ることになった。日本への帰国は、僕に変化のチャンスを与えてくれた。

アメリカに長く暮らしていた僕にとって、日本は新しい世界だった。空気も食べ物も景色も、なぜか新鮮に感じた。これらは好奇心が強かった小学生の頃を思い出させてくれた。童心に戻ることで、ずっと部屋に引きこもっていた中学・高校時代の自分を変えることができた。

今の自分は再び新たな世界を追求するようになった。常に外に出て行き、面白そうなものがあるかどうかを探し、気になるものにはすぐ手を出すようになった。そうしていく内に、「外側の人間」というのが自分のアイデンティティであることを受け入れられるようになった。「内側の世界」に囚われず、常に新しい世界を自分で開拓していくのが僕にとって快適になり、それから暇な時には近くの街でも良いので外出して常に新しい経験を求めるようになった。