幼稚園に上がる前に、父親とは生き別れ。
当時からすれば、珍しいシングルマザーの母には、愛情いっぱいに育てられる。
愛情という意味では不足はなかったが、
父親がいないということは、現実的に、お金の面や、男親が得意とする知識(歴史やスポーツなど)が欠如したまま、育つ。
どちらかというと、料理・音楽・国語(抒情的世界)にばかり触れて育つ。
高校では、勉強というものに対し、心のどこかでタカをくくっていたため、大学受験には見事にすべて「失敗」をする。もちろん浪人する財力もなく、初めて人生の挫折を大きく味わい、もう二度と失敗は許されない、という思いで、行くつもりのなかった短期大学に行くこととなる。
入学当初は、多少心に陰りをかかえていたが、ここで失敗は許されないと思い、心を入れ替えた結果、就職活動につながって道がひらかれていくこととなる。
平成6年 九州電力株式会社へ入社。
大学受験大失敗の経験が生き、就職は第一希望をクリア。
また、依願退職までの14年半は、希望の秘書室勤務にて充実した仕事に携わる。
苦難や苦労を楽しんで、いろんな知識や人脈を、自分のモノにしていったという手ごたえは感じている。(自負)