「いつ」「どこで」「どのような環境のもと」に生を授かるかは、誰にもコントロールできません。どんな時代に生まれようとも、どんな土地に生まれようとも、そしてどんな家庭に生まれようとも、与えられた環境の中から、"自分らしく"自分を生きていきたいと思うし、そうしていかなければなりません。
その思いを支持するのが教育です。
しかし…。中学生まで長閑な明石の田舎町に育ち、その後、競争を求め、横浜の高校、東京の大学に進学しました。学生時代にスポーツを通じて感じたこと。それは、アクセスできる教育機会は、少なからず生まれ育った環境に依存するということです。
幸いにも、これからますます進展するデジタル社会において、その障壁は以前よりも遥かに乗り越えやすくなりました。生まれ育った環境に依存することなく、「"自分らしく"自分を生きていく」ための礎を築く良質な教育機会に、いつでも、どこでも、誰でもアクセスできる社会実現に向けて尽力したい。学びの源泉であるワクワクを醸成しやすいスポーツを通じて。