やりたいことをもっと自由に
出生してから高校卒業まで、私は「やらねばならない」に縛られていました。
・長男だから家を継がなければいけない。
・みんなよりお兄ちゃんなんだから譲らなければならない。
・貧乏なんだから我慢しなければならない。
これらは一例ですが、むしろそれらが「当たり前」だと諦めることすら選択肢になかった時期がありました。
中学卒業時くらいから将来のことを考え出すのですが、ぼんやりと
「公務員は安定しているし、親も周りも推奨するし、ならなければならないんだなあ」
と何かと理由をつけて自身を納得させていました。
そんな私が大学への入学を機に、「映像」に出会います。
それはブライダルのカメラマンのバイトでした。
当時学費を自分で稼がなくてはならなかったので、初めは”稼げるバイト”感覚でしたが、
段々と面白く感じ、やる気が満ち溢れていくのを実感しました。
そして、今でも不思議なのですが、ふと「カメラやってみよう」と思い立ち、
社長に直談判し給料を前借りさせていただき、
amazonで機材を購入しました。笑
この時から、
『心が突き動かされた時の行動力は
自分でも驚くくらいの熱量がある。』
と感じ始めました。
そしてのめり込むように写真と動画を撮り始めます。
サークル活動中も、講義がない時も、友だちと遊びに行っている時も、
どんな時もカメラを肌身離さず、いたるものを撮りまくっていました。
※後から聞くと、周りからは「急にカメラを始めたからキャラ変かと思った」と面白がられていたみたいです。笑
そしてある日、友人カップルが「カップルフォトを撮って欲しい」とお願いしてくれたのですが、
この出来事が私を大きく揺れ動かしました。
「どんな写真を撮ろうか」「どんな動画をやろうか」と
当時、素人にちょっと毛が生えた程度の私は、
ない知恵を練りながらあーだこーだ悩み、とある写真を撮影します。
ちょっと恥ずかしいですが、ご覧ください。
※当時、21歳の頃に撮影した写真です。
今見返すと、
「色が破綻している」「構図もっと攻めれたやろ」など
思うところはあるのですが、、、ご容赦ください、、、笑
ただ、この写真を撮った時、友人カップルが予想以上に喜んでくれて、それが言葉にできないくらい嬉しかったことを今でも覚えています。
SNSにアップしたところ、周りからの評判もよく、
「私たちも結婚する時撮って欲しい!」と
言っていただけて心が温かくなりました。
この時から、
◎自分が撮影した写真・映像は、人に笑顔を与え心から喜んでもらえることができる。
と感じ、
同時にカメラは"自分のやりたいこと"に変わっていきました。
これは私にとって初めての感覚で、戸惑いも感じていたのを覚えています。
ただ、当時ちょうど就活・教採の時期に入る頃で、
周りがどんどん進路を決めていく中、
私はカメラで仕事をしていくことを固く決断していました。
もちろん焦りや不安もありましたが、
何より、人生で初めて「やりたいこと」を見つけたことを無駄にしたくなかった、
その熱量で仕事を続けることがどんなに楽しいことだろうか、
という期待と想いでカメラを続けました。
当然周りからはバッシング(という程でもないですけど)を受け、
誰もが味方をしてくれるわけではありませんでした。
それでも、続けることができたのは、自分自身の熱量を自分が信じ、
「もっと自由に生きたい」
と心の底から願っていたからかなと思います。
そして、前の私のように不自由に生きている人たちの指標になりたい。
そんな想いで日々本気で生きています。
かなり長く駄文になってしまいましたが、以上が僕のビジョンです。