4人兄弟の長女、幼少期から親の都合で“お姉ちゃんでしょ”“女の子でしょ”と雁字搦めの生活を送る。
気づけば日々大人の顔色伺いの生活に不満が募り爪噛み、爪むしり、抜毛などの行為を繰り返すようになる。
やめなさいと怒られ続けるのもストレスで自分でやめたいと思ってても気づけばやってしまっていて負のループな幼少期を送る。
小学校3年生で集団いじめに合うも他の子と遊べばいいやと相手にしなかったので友達をとっかえひっかえ、女の子に愛想を尽かし男の子とよくつるむようになる。
6年生の頃には男女関係なくクラスから無視されるレベルまでに。
最終的に隣のクラスに友達を作り気づけば解消されていたので大衆心理、個で生きていく強さを学ぶ。
この頃には大人に対しての信頼皆無の悟りっ子になっていた。
中学に入り環境が変わったと思いきや3年の先輩に目をつけられ、他の学校の子に目をつけられ入学から1週間のうちに呼び出しをくらい無視した結果待ち伏せをくらう。
中学生になってもこんなもんなのかと年上や同級生に対しても冷めた目で見る。
人数がいれば変わりはいくらでもいると結局あまり無視とかに関心のない男の子とつるむようになる。
それがより先輩の鼻についたのか中学のいじめの洗練をうける。
結局強いやつに巻かれるんだということでグレる。
結果あいつには手を出すなと言われるまでになるも両親の離婚をきっかけに更正する。
彼氏ができて彼氏だけが唯一の理解者であればいいというところに行きつく。
その後生徒会等も経験し小学校より濃い3年間を過ごす。
高校受験に失敗。
受験に失敗したのは自分のせいだけど親に私が好きで選んできた訳じゃないといい放ち益々親子仲が気まずくなる。
結果まさかの女子高生活。
この頃には集団の意味や個で生きてく術を身につけていたのでグループに属すということに興味もなく、高校でも相変わらず隣のクラスのボス核やクラスのボス核から目をつけられ入学1週間で謹慎をくらい、学校はとりあえずいけばいい場ぐらいで過ごす。
日々家にも学校にも居場所がなかったのでバイトに明け暮れる。
バイト先でも警察沙汰レベルのいじめに合う。
どこにでもくだらない奴はいるという結果に至る。
自分の中ではきにしてなくても身体は悲鳴をあげていたのか気づけば月1一週間点滴生活を送る。
きっとこの頃には好きな人やものに対して以外は感情が死んでいたのだと思う。
様々な環境下で人間の心の弱さについて観察する中で結局誰がなんと言おうとやりたいことをやればいいというところにいきつく。
彼氏に散々な扱いを受けるも唯一の心の拠り所だったので別れられず今気づけば依存してたのだなと思う。
高校受験のリベンジと建築の専門学校入学。
あまりの環境の変化に1週間にして4年も付き合っていた彼氏とあっさり別れる。
はじめて地域外にでてより広い世界を知る。
気づけば新しい彼氏と同棲をはじめて家に帰らなくなり親元から強制的に離れると凄く心が楽になりより自由な生活を手に入れ気づいた頃には点滴生活からも抜け出ていた。
毎日が楽しくバイトに学校に忙殺されるも彼氏の浮気が発覚し家には帰りたくないと言うとうち来ればとそのまま次の彼氏の家に居着く。
就職活動をするもなんかいまいちしっくり来ず。
成人式でスカルプチュアネイルと出会い爪がきれいになるだけでこんなにも心が豊かになるのかと感動する。