自社サービスかそうではないかに関わらず、クインテットの強みであり特徴というのは、「作り切りのサイトが少ない」という体制だと思います(もちろん案件にもよりますが)。
長期にわたって改修を行い、コンバージョンを上げていくのが特徴である以上、その作りは一度作ってしまえば後から手を入れる事を考えなくてもいいや、というものでは成り立ちません。
追々の修正もしやすく、かといってマンネリではなくオリジナリティのあるサイトを。
バランスが非常に難しいとは思うのですが、諦めずに取り組んでいこうと思います。
アートとデザインの違いは何でしょうか。これは人によって解釈は違いますし、揉めやすいテーマでもあるのですが、心に銘じている事なのであえて書きます。
アートにおいては、「見た人が何を思うか、理解するか」を考えた作品作りはさほど重要ではありません。アートはあくまで作者の「主観的な美」を表現するものだからです。
しかしデザインにおいては、「見た人に何を理解させたいのか」を念頭に置いて制作を行う必要があります。これはデザインが問題解決の手段であることから、絶対の条件です。
そこで必要になるのはアートとは異なり、「ターゲットを設定し、伝えたい要件を定義し、説得する」という非常にロジカルな思考です。
ですので、良いデザインをする際には「なぜそうなったのか」を作る側がきちんと説明できる必要があると考えています。