私の幼少時代について親に聞くと、適当で活発な子だったと言われます。じっとしていることが苦手で、家にいようと外であろうと常に動いていたそうです。昔の写真や動画を見ても、基本的には意味のないことをひたすらしています。
小学生の低学年の頃になってもそれは変わっていませんでした。その一方で本を読むのは好きで、盲導犬や働く犬、保護犬などの犬の本をひたすら読んでいたことは覚えています。
私は5年前に大学付属の中高一貫校に入学しました。
中学生の時は将来のことなど何も考えず、ただ勉強と部活をする生活を繰り返していました。それ以外のことは何もしていなかったと思います。しかし、中学3年生の最後に新型コロナウイルスによって自粛生活が始まり、学校も部活も停止しました。その2つしかしてこなかった私はどちらも欠けてしまい、暇な時間が増えました。そこで、新聞やニュースなどから情報を細かく得るようになり、SDGsへの関心が高まっていったと思います。
高校生になってからは、学校の勉強も部活も再開しました。多少の制限はありますが、以前とボリュームはほとんど変わりません。高校生になって、少しずつ選択授業などが始まり、将来のことを考える機会が一気に増えました。文系か理系か、何学部に進むのか、将来どのような仕事をしたいのか。考えることがたくさんあります。一時期どんなに考えてもまったく先に進まず悩んだこともありました。しかし、学校の先生に相談して、「まだ知らないことだらけなんだから分からなくて当たり前」と言ってもらったことで少しすっきりしました。今は将来のことも考えつつ、少しでも視野を広げていけるように、できることをコツコツ頑張ろうと思っています。