キャッチコピーは大事、という話

私はキャッチコピーというものが好きだ。これまで見てきたキャッチコピーの中に気に入ったものがいくつかある。例えば、ゼクシィのキャッチコピー「結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです。」深い。こんなにも誰も傷つけず、メッセージ性の強いキャッチコピーが他にあるだろうか。あとはZoffのキャッチコピー「あなたのあだ名がメガネなのは、そのメガネが似合っていないからです。」これも好きだ。ストレートなメッセージでハッとさせられる感じがする。

そして私はFIWCのキャッチコピーも好きだ。

「声が聞きたい　会いに行きたい　だから僕たちは世界へ飛び出す。」

とてもうまくFIWCを表現しているキャッチコピーだと思う。我々FIWCの活動は、国内で街頭募金をするでもなく、ホテルから現地に通って労働するでもない。現地の方々に倣って同じ生活をする。そうすることで、より被支援者の気持ちを理解し、寄り添うことができる。だから我々はいつも、ただの支援者と被支援者の関係にとどまらない。それ以上に友達や家族なのだ。これからもずっと、変わらずこのキャッチコピーで世界へ飛び出して、異国にいる友達や家族に会いに行きたい。声を聞くために。