塾での1年間を振り返ってみて

 中学生の時から高校受験、さらには大学受験までお世話になった塾で、講師としてアルバイトをしています。今回は、2020年の塾での活動を振り返ろうと思います。

2020.01~2020.04
 昨年に続いて
受験生である中学3年生を担当し、主に高校受験前の学習をサポートしていました。年明けから受験が終わるまではあっという間で、3ヶ月がすぐに過ぎていきました。
 受験が終わった3月。「志望していた高校に進学することができました。今年1年は大変だったかもしれないけど、ありがとう。」と塾長の先生から感謝の言葉を頂いた時には、クラスの人数が多く、上手く授業をすることができなかったこともあったので、「ここまで教えてきてよかった」と達成感を得ることができました。

2020.04~2020.12
 
担当の学年が変わり、新中学1年生を担当することになりました。2人と少ないクラスだったこともあり、生徒と関係を築くことをより意識して授業に取り組みました。特に、担当し始めた4月は全国の学校がコロナの拡大で一斉休校になったこともあり、不安を解消するという目的からも、授業に入る前に少し話す時間を作るようにしました。休校が解除された時は、ようやく始まった学校生活のことなどを話す時間を授業に入る前に作るようにしました。

 4月の担当が始まった時から、2人は積極的に話してくれていたのですが、現在では、学校であったことや、部活のことについてより積極的に話してくれるようになっています。ただ講師として「教える」だけではなく、生徒との信頼関係を築くことができているんだなと、自分が意識してきたことが形になってきている、という実感がありました。

 
受け持ち始めたころにはまだ小学生らしいところもあったのですが、最近では学習する範囲が広がったことや、学校生活に慣れてきたこともあり、中学生らしさが感じらえるようになりました。成長を感じるってこういうことなんだろうなぁと勝手に学校の先生のような気になったりもしてました。(笑)

 
~これから~
 
現在、私の塾ではデジタル化を進めようとしています。タブレットの導入や1日の授業の予定もデータ化などを塾長に提案したところ、
 「実行したいとは思っていたので、本格的にそういってくれたおかげで、本格的に始められそうです」
と言ってくれたのがきっかけです。こんな部分にまで自分が関わることができる、という思いでこれからの取り組みが非常に楽しみです。


 
私は4月からアメリカへの留学を予定していたのですが、このような状態になり渡航中止を決めました。ずっと目標にしたアメリカ留学が無くなってしまったことに非常に悔しい思いをしました。しかし、このような塾の運営を変えていくことに携わることは出来なかったかもしれない。その面では、かなり貴重な経験をできているような気がします。
 僕自身、まだまだ「教える」という面に関しては至らない部分がありますが、この1年間で「教える」以前の関係を作る、という面では成長できたのではないかと感じています。塾でよりよい学習環境を作っていけるように、これからも頑張っていきたいと思います。

それでは。

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