「頑張ってても、頑張ってなくても、”あなた”がメンバーでいてくれるのが嬉しい」
Pumpitはそんな場所だと、はつねが書いてくれている。(『Pumpitはどんな場所?』)
Pumpitはどんな場所?
今の私は、本当にそれに同意しているし、Pumpit 5thのメンバーみんなに対して「”あなた”とPumpitができて嬉しい!」と、心から思っている。
でも、Pumpit 4thの時の私は、そうではなかった。

Pumpitは自分たちの「やりたいこと」で、小学校の建設資金を集めている団体だ。
誰かがやりたいと言ったことに賛同した何人かでイベントを企画するので、普段メンバーひとりひとりに振り分けられる明確な役割はなく、能動的に動かない限り自分に任される仕事がない。(これは、自分の忙しさに合わせて活動できるというメリットでもあるけれど。)
4thの時、それまでずっと周りの目を気にして、周りに合わせるように行動してきた私は、自分から強くやりたいと思えるようなことがなかった。
音楽イベントや映画祭など、おもしろそうと思うものはあったけれど、もう企画メンバーの人数は集まっていたし、自分に何かできる自信もなくて、自分からやりたいと言えなかった。
そうするうちに、他のメンバーが学校建設に向けて頑張っているなかで、自分は何もできていなくて、Pumpitでの存在意義も分からなくなって、ミーティングも行きたくないなと思うようになっていった。
そんな自分が嫌で、現実から逃げたくて、Pumpit関係のLINEを数週間未読にしていたこともあった。
それでも、4thの人たちは何度もLINEをくれた。久しぶりにミーティングに行っても、「今日はご飯行かへん〜?」と温かく輪に入れてくれた。
今思うと、きっと4thの人たちも、私に対して「あなたがメンバーでいてくれるのが嬉しい」と思っていてくれたのだ(と信じたい)。

私はそんな状態だったけれど、本当にたくさんの人の応援とみんなの頑張りのおかげで、500万円という建設資金は集まった。
そして昨年の春、4thのみんなへの後ろめたさと、不安と、ちょっとのワクワクをもって、カンボジアに行った。
約1か月の間、カンボジアで学校建設のお手伝いをしながら、4thのみんなと一緒に過ごした。
ノリノリの音楽をかけながらバンで小学校へ行って、全力で子どもたちと遊んで、くたくたになって帰って、シャワーを浴びて、シェイクを飲んで、夜は眠りにつくまで部屋のメンバーと色んな話をして、、、


そんな毎日が、ただ、ひたすら楽しかった。

そして、開校式の日の夜、つまり4thが解散する時、
みんな一言ずつ思いを話した。
その時、初めてみんなの本音を聴いた。
自分だけじゃない。4thが始まってからこの日まで、それぞれが悩み、苦しみ、それでも頑張ろうって思ってやってきた1年4か月だったのだと、その時初めてちゃんと知った。

それは、ものすごい後悔になって私の中に残った。
私は、「あなたがメンバーでいてくれるのが嬉しい」と思ってくれているみんなを信じることができていなかった。そして、心を閉ざしてみんなの思いを聴こうとしていなかったのだと気づいた。気づくのが遅かった。
もっとみんなの思いを聴いて、自分の思いも伝えて、ぶつかり合って、泥臭く、一生懸命にPumpitに向き合えばよかったと。
だって、せっかくありのままの自分を受け入れてくれるこんなに温かいメンバーたちが側にいたのだから。
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そして、私は今Pumpit 5thをやっている。
5thには、Pumpitに入った理由も様々、性格も、考えも、やりたいと思うことも異なる29人が集まっている。
普段の考えや行動にどんな違いがあっても、みんな立派にPumpit 5thの一員だ。
様々な人がいるからこそ、他の人が何を考えているのか分からなくて不安になったり、自分だけ頑張っている/頑張っていないと孤独を感じたりすることもある。
それでも、相手を信じて自分から心を開くこと、相手の思いを聴こうとすること、自分の思いをことばで伝えること、
当たり前かもしれないけれど、これらを大事にして目の前のメンバーと真正面から向き合っていきたい。
様々な色を持った29人が、それぞれの「やりたいこと」を貫いて「目の前の人をHappyに」という目標に向かって進んでいくことはとても難しいけれど、
そういうことの積み重ねが、私たちの目指す世界へと繋がっていると思っている。
あと半年、後悔のないように、大切に駆け抜けたい。

”ワクワクで、出逢うみんなをHappyに”