マインド Team Tama Action Project

マインド

現地での交流を通して、現地の方から常に話されることが二つあります。一つは、災害は誰にとっても他人事ではないということ。二つ目は、日ごろから自分の周りの方と交流し、連絡を取り合うことは大切だということです。災害というのは、今回のコロナウイルスのように、いつどのような形で発生し、どのような方に被害や影響を及ぼすか、はかり知れません。しかしそれでも、日ごろの備えや非常事態時の行動の確認など、あらかじめ準備できることはたくさんあります。近所の方との交流や情報共有もその一つです。例えば、三軒隣の方は体が不自由で、いつも西側の寝室にいるという情報が共有されていたおかげで、震災時その方の家が倒壊してしまった時、その寝室の側から救助を行えたり、あの家の方はバスを運転できるという情報のおかげで、震災時その方にバスを使った運送をお願いできたようです。このように、日ごろ誰もが防災への意識を持ち、そのなかで現地でお世話になった方のお知恵をお借りしたりすることで、現地の方への恩返し、また恩送りになると考え、私たちは活動をさせていただいております。