円高になる理由

皆さん初めまして、こんにちは!
外は雨模様、僕の心も雨模様。どうも、最近失恋した西田です。


ところで今日の内容は「円高」になる理由です。
為替相場に挑んでいる方であればこの仕組みについて理解しているかと思います。
しかし、中には何で北朝鮮がミサイル打つと円高になるの?
〇〇ショックが起きたときの円高はなぜ?と考えている方もいると思います。
そんな方のために、少しだけ面白い話を紹介できたらなと思います。
まず前提の知識としてハイリスクハイリターンの考え方は持っておいてください。
リスクを大きくとればとるほど、リターンは大きくなり取るリスクが少なければ、リターンも小さくなる考えです。(前回のブログで石井君が日本一分かりやすく解説してくれているので、是非ご覧になってくだいさい。)


それでは行きましょう!
皆さん、投資をするとなるとやっぱり、リターンが大きい投資を選びますよね?
これは当たり前で、相場に参加している人はほとんどの人は利益を出したいはずです。
こんなとき、世界中の相場参加者はどんな行動をするかというとリターンの高くなる国に投資をするのです。
行ってしまえば、高金利の国々です。
リターンの指標となる金利の高い国の通貨を買ったり金利の高い国の株式、債券を購入します。
このようになると、高金利通貨や高利回り金融商品は需要が高まります。
これがよく言われる「リスクオン」です。
世界の経済が順調で、考えることが少ないと投資家の皆さんは、できるだけリスクを取ってリターンを増やそうとします。


ですが、投資をするには元手が必要になります。
どこからか資金調達をする必要があるのです。
ここで、少し考えていただきたいのですが、皆さんが投資家であればどのような場所から資金調達したいですか???
そうです!
できるだけ金利の低いところです!
身近な考え方をすれば、利息が1%の銀行と利息が5%の銀行では1%の銀行から資金調達をします。
世界的に金利が低い国といえば!!??
そうです!日本なのです!!(+スイス)
日本の金融政策では、マイナス金利が行われています。
そのくらい、金利が低いということです。


日本は、投資のための資金調達するのに最適な国なのです。
つまり、世界の投資家は日本円で資金調達をして、高金利金融商品を買います。
難しい言い方をすると日本円が売られて、他の商品が買われているのです。
(ドル円も、ドルを買うとき日本円を売ってドルを購入することになる。)
何かを買う=何かを売っている
この構図です。
市場がリスクオンの時には円が売られて、他が買われます。
⇒これで、円安になります。
世界の投資家たちが、経済の危機に気づき今はそこまでリスクを取りたくないと感じる時
その逆が起こるのです。


例えば、北朝鮮のミサイルで世界的な戦争が想定されるとき、
自分の投資している企業が一気になくなってしまうかもしれない、
自分の投資している不動産の価値が低くなるかもしれない
というように、投資家の皆さんはリターンではなく、リスクを考えます。
この考え方が、世間に広まったときに「リスクオン」になります。
世界の投資家が、リスクを避けるために買っていた金融商品を引き戻すのです。
つまり、金融商品が売られて、
ここから重要!!!!
逆に、円は買い戻されます!!!!
この大きな円を買い戻す動きによって、何かリスクを感じさせるイベントがあると、「円高」になるのです。


直近で言えば、イギリスのEU離脱の時にはポンド円が30円ほど円高になりました。
他にも、要因は考えられますが、世界のリスクの考え方が変わることによって「円高」が起こる、このことは、頭の片隅に入れておいてください。
ちなみに、急激な円高が発生してからリスクは徐々になくなるので、リスクオフの円安方向に相場は動きます。


みたいな感じです!!!!!


だいぶ長くなってしまいましたのでここらへんで失礼します!

 
仲条 高幸
2019.02.06

初めまして。デジタルハリウッド大学大学院の仲条です。
日本は、投資のための資金調達するのに最適な国なんですね!
これからも、頑張ってください〜!

山田 太郎
2019.02.17

こんにちは!コメントありがとうございます!
投資に限らず日本は資金調達を行いやすい国ですね。
ただ投資に関しては会社法税法などなど規制が多すぎてかなり不利な国です。
ぜひ今後もブログ読んで頂けると嬉しいです!

仲条 高幸
2019.02.20

そうなんですね、お詳しいですね!

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