もしも世界共通の通貨があったら

はいどうも皆さんこんにちは、今日もお呼びでなくても飛び出てくる西田です。

いきなりなんですが皆さん世界共通の通貨があったら便利だと思いませんか?

普通の人はそんなこと考えないのかもしれませんが、僕はなぜ世界共通の通貨が「存在しないのか」について1回ガチで考え込んだことがありました。世界とまではいかなくても、欧州にはあるのになぜアジアには地域共通通貨がないのか。

だって便利じゃないですか?

旅行行くとき両替しなくて済むし、輸出輸入企業は為替レートに気を遣わずに業務行えるし、他の国のものを自国通貨で買うことが出来る。経済がものすごく活性化しそうですよね。

これを取り入れ経済の活性化を目指したのが皆さんもご存知の「欧州単一通貨、ユーロ」です。

ユーロがなぜ存在しているのか、なぜ導入されたのか簡単に説明すると、貿易や人の流動性を高め経済発展を目的としています。←僕の考えですが。笑

欧州ではユーロという通貨が存在しているのになぜアジアやアメリカ、アフリカでは共通通貨また世界共通通貨が存在しないのか。

少し考えてみてください。最近ぼくの社長がよく言っているのですが頭を使えば使うほど人の脳みそのキャパは広がるそうです。笑

はい、答えは経済格差が大きすぎるからです。

経済格差が大きいと何が起こるのか、

皆さん物価という言葉は聞いたことがあるかと思います。物価を計る指数でビックマック指数というものがあります。ビックマックの価格でその国の物価を計るというものです。笑

アジア圏やアメリカ圏ではその物価の差が大きすぎるんです。

仮に今アジア圏共通の通貨を取り入れたとしましょう。果たして何が起こるのか。

経済小国では物価の上昇賃金の上昇が起こります。賃金の上昇よりも物価の上昇は早い速度で起こりますから、人々は賃金が上昇していないのに、物価が急速に上がり物が買えなくなる。

物を買ってもらえない、賃金を上げることが出来ない。お金が流れない。つまりデフレに陥ります。

そしてデフレが起こった時に本来であれば政府は、金融政策により経済の安定を図りますが、自国通貨が存在しない場合金融政策が行えなくなるのです。

つまり、経済格差が大きい地域に共通通貨を導入しても経済小国にはメリットがないのです。

実際に欧州でユーロを導入した際、ECBは低金利政策をとりました。その結果はギリシャはたっぷりと借金を背負い財政破綻に陥りました。

もちろん貿易の活性化などメリットもありますが、経済に大きな差があるアジア、アメリカ、アフリカで行った場合経済小国は確実に耐えられなくなります。

まとめると、経済格差が大きすぎるから。その国の金融政策が行えなくなるから。って感じですね。

あともう一人共通通貨が導入されて困る人がいます。為替トレーダーですね。笑

為替という概念がなくなったら彼らは職を失います。笑

少し話はそれますがトレーダーって最強ですよね。何がって全く景気に左右されない職だからです。日本でインフレが起ころうがデフレが起ころうがどちらでもよい。

世界恐慌が起こった時トレーダーに関しては無傷ですからね。

戻りますが、欧州でユーロを導入してみて特に成功はしなかったので今後も共通通貨は現れないかと思います。

はい、というわけでこんな感じの考察になりましたが僕の記事を鵜呑みにせず皆さんも考えてみてくださいね。


そんなこんなでまた明日!

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