あれから、

一年前の今日、4月21日に自分は初めてActryの門を叩いた。池袋であった新歓、たった一年前、一丁前に懐かしむには何も成長していない自分だが、一年前にこの団体に入ると決めた自分の選択くらいは褒めてあげたい。

よくある緊張は無かった、知り合いの先輩が居るとわかっていたせいか、仲良い高校の友達と参加したせいか、最初から足取りは軽かった。「久しぶり」新歓の会場に着くと知ってる人の声、やっぱり気持ちは軽かった。

そんな新鮮なのか新鮮じゃないのかわからないような新歓の日から今日で丁度一年。

あれから永遠に続くように思えてくる楽しい繰り返しの日常に少しずつ、ゆっくり、時間を削られている。いつの間にか大好きな二個上の先輩たちは引退し、一個上の先輩たちは残りの会える回数を数えるようになった。確実に終わっていくこの時間。

この一年で新しく入ってきた仲間、やめていった仲間、あの時こうしてればよかった、その時その時はベストを尽くしたつもりでも、どんな形であれ後悔は確実に付き纏う、それならせめて、その時々にベストを尽くしていたと、それだけでも確実に言えるように、いつだって全力で、その気持ちを無くした時に、自分が自分じゃ無くなってしまう、そう思える、そんな生き方を。

これからもActryで一瞬一瞬を大切にしながらこの時間を全力で楽しんでいく。