大切な存在

『日常。』

そんなものが恋しいと感じている世界

今、会いたい人はいますか?

こんな2020年になるなんて誰も思っていなかった。

友達、先輩、後輩、恋人、はたまた上京してきて遠くにいるのかもしれない大切な家族

それぞれが大切にしている唯一無二な存在。

今回は柄にも無く、でも、確かに感じる大切な人の存在について少しだけ書いてみようと思います。

これを見て、自分が大切だと思える人を、これまで以上に大切にしてみてください。

お互い、悔いのない人生を送るために。

少し大袈裟かもしれませんが、今の思いを書きました。

この文章を見てくれているあなた達では無く、紛れもなくあなたに向けて。

新型コロナウイルスという聴き慣れない言葉を耳にしてはや数ヶ月、こんなにも猛威を振るい、自分たちが当たり前と思っていた生活が、大好きな人達と大々的にどんぱち騒げていた生活が、どこまでも幸せだったと身に染みている頃だと思う。

そんな中で、直接顔を合わせていないことでのすれ違いや、意見のぶつかり合い、直接的には感じていないのかも知れないけど確実に生活を変えたことによるストレス、家にいる時間も増え、大切な人の存在について考える機会が自分の中で増えた。

自分で言うのもなんだけど、これまでの人生で『仲間』や『大切な人』はそこらへんの人よりは意識しながら胸を張って大切にしてきたと言える。どんなに長い時間を過ごしたって、喧嘩やすれ違い、そんな一時の感情で終わってしまうかも知れないのが人間関係。俺達は『ありがとう』をどんな時だって最後のお別れの言葉にしたいのに、その思いを伝える前に関係を終わらせてしまう。終わってしまう。

今、直接会える機会を極端に制限されている世界の中で、身に染みて感じる。『俺はありがとうって言いたかったな』『俺はお前と一緒にいれて楽しかったって言いたかったな。』恥ずかしいかも知れないけど、こんな事を日常から大切な仲間や恋人、家族に言えてる人はどれだけ居るんだろう。

俺達はもうわかってるはずじゃん、大切な人の側に居続けることがどれだけ難しいことか、終わりが来ないなんて無いんだよ、どんなことも始まった瞬間から終わりに向かって進み出すこの世界で、自分が大切に思っている人にすら『ありがとう』を伝えられないなんてあまりに寂しいんだよ。

小説になるようなものじゃ無いけど、中高の大切だった仲間達との別れも、恋も、その終わりも見てきた。いつだってその時間が一生だと思ってた、いくつもこの手からすり抜け、何か得たつもりで、何も得ちゃいなかった。いつも少し遅れてやってくる後悔に気付きながら怯えていた。そんな20年から得たことは、一瞬で過ぎ去る20年の儚さ。

人は変わって行ける。随分沢山の大切なものを時間や恥じらいとかに奪われてしまったけど、此処からは、あなたの大切な人に『あなたが大切だ』とあなた自身が伝えていくんだ。俺達はまだこの短い人生の中で、気づけばもう心に愛し抜くべきものばかり、いつも、失って耐えられないものさえ守れずに悔やむだけの日々に生きていたくなんて無いから、せめてこの手に抱えたものを守れる強さを。

色々と纏まりの無い文章で殴り書きしてしまいましたが、結局伝えたいのは、いつか失ってしまうあなたの大切な人を何気ない日常からずっと大切にしていこうということです。

今は特に、コロナウイルスで明日には突然のお別れになってしまうことが絶対に無いとは言い切れません。

大切な人を、何気ない日常から大切にできる

そんなかっこいいお互いであり続けましょう。

俺は大切な奴らと笑って過ごせる今を気絶しそうなほどに愛しています。


此処まで読んでくださりありがとうございます。簡単なことだけど難しいこと、当たり前すぎることなのかも知れませんが、俺の中で、絶対に失いたくない気持ちを書き留めておきます。では、また。