若者研究者紹介 第6回 株式会社大広 18カラ~ノ
若者たちの「生き方」探しを考える、支援する次世代ロールモデル研究プロジェクト
Q|若者研究をされている目的は何ですか?
10年以上前から、あるアルコール飲料ブランドの成長をサポートするために、その時々の若者を見つめ続け、インサイトを切り取り続けてきました。
一方で、ボリューム市場ではないけれども、若者をターゲットとしたい企業がたくさんあり、どのようにアプローチすべきなのか関心が高まっていると感じていました。そこで2018年に発足したプロジェクトが、若者たちの「生き方」探しを考え、支援する「次世代ロールモデル研究プロジェクト」です。
実は若者層と捉えられているミレニアル世代は年齢幅(1980年生まれ以降)が大きく、10代をその中で捉えるのは無理があると考え、“Z世代”と呼ばれる次世代(2000年前後生まれで、現在13~23才)を新しい若者世代と捉えています。
とりわけ18才は社会から大人へと押し出されながらも、自立しきれていない年代であり、注目しています。彼ら自身が将来を考えるとき、「ロールモデル」の観点からどんな情報が求められているのか、どのような支援があれば将来に向けて「前向きな選択」ができるのかを考え、それを実現するために企業や団体とのコレクティブな事業活動を目指しています。
高橋勇策さん、國枝秀治さん、加藤剛さん
Q|今後、どのような活動をしていきますか?
若者世代に寄り添う広告会社として、関連する社会的な課題を解決するCSV事業を視野に継続していきます。例えば、若い人たちと企業を結びつける場をつくり、そこで、目標を持って前向きに進んでいける情報を発信していきたいです。レジリエンス(跳ね返す力・立て直す力)をテーマにして推進していく予定です。
また私たち、大広がハブとなり、様々な支援者とパートナー関係を形成し企業や社会のマーケティングの役に立ちたいです。
18カラ〜ノ 概要(2019年3月現在)
株式会社大広
設立年|2018年6月 メンバー|6名 WEBサイト| https://www.18kara-no.jp
コンタクト| WEBサイト Contactページ