学生をエンパワーメントする「国際学生会議」

こんにちは。

第65回国際学生会議実行委員会です。

私たちは国際学生会議実行委員会は今年の8月24日から9月2日にかけて第65回国際学生会議を開催するため、会議の準備や運営を進めています。

国際学生会議の活動内容を一言で言うのであれば、「17カ国の学生が日本に集まって社会問題について本気で考えるサマーキャンプ」のようなものです。

国際学生会議の歴史は古く、その起源は太平洋戦争以前にまでさかのぼります。

そんな国際学生会議は「世界平和に貢献」を理念に掲げ、会議開催は今回で65回目を迎えます。

会議の内容は、学術交流と文化交流から成ります。学術交流では、会議期間の約2週間で、難民問題から若者の心の問題を守る問題にまでわたり世界の諸問題について議論し、議論の成果は政策提言や一般公開される成果発表会によって社会に向けて発信されます。文化交流では、日本各地の観光や日本文化体験や参加学生が自分の国や国の文化ついて紹介する取り組みを行います。この会議の運営はすべて学生のみで行われる実行委員が行っています。

私たちは第65回国際学生会議の総合テーマを「多様性を享受する〜今を生き、明日を創る力として」として掲げています。第65回国際学生会議を通して、私たちは2つの目標を達成することを目指し、実行委員として会議を作る上での指針としています。

一つ目は学生の意見を社会に発信することにより、若者の社会問題やグローバル化時代の現状に対する問題意識を高めることです。複雑な形相をもつ今日の世界の諸問題を考えることは、次世代を担うことになる学生にとって重要な過程であり、また社会に欠かせない要素であると考えます。しかし、今日の学生は、自分たちが持っている可能性や影響力に十分に気づいているとは言えないでしょう。国際学生会議に参加することで、自らの成長とともに、自分たちが持っている可能性や影響力に気づき、身の回り、また世界中に影響を与えられることが重要であると思います。国際学生会議を通して、参加者一人一人が自らの可能性を自覚できるような場を作ることに貢献したく思います。

二つ目は世界各地で起こっている問題へ解決の鍵となる「多様性を受け入れること」の重要性を参加者に意識してもらうことです。世界中の学生に日本に来てもらい、異なるバックグラウンドを持つ参加者との関わりを肌で感じ、寛容な心で受け止め、調和的な国際社会を構築するために自分達ができることを考えてもらいたいと思います。そして、地球規模の問題だけではなく、自分が所属するコミュニティにある不平等問題や差別問題などへの取り組みを考えるきっかけになることも期待しています。