「自分の代で勝ちたかった」
4年間を終えて今感じていることだ。
だらだらと過去を振り返りながら、書いていきたい。
根気強く読んでいただけらと思う。
高校時代、多くのことをかけて臨んだ選手権で大敗した。
vs駒澤大学高校 0-5
試合後、監督から「最悪の試合だ。お前らの弱さが出た。最後まで成長できなかった」と言われた。最悪の引退だった。
模試と被ったからと言って最後の試合に来てくれなかった同期が多く悲しかった。
部員が部のことを好きじゃなかったのだと思う。
上智への進学が決まり、迷わず入部を決めた。
これは高校時代の後悔を払拭する為だった。
理想のチーム像は、みんながこの部活を好きで純粋にチームの勝利を喜べるチーム
簡単なようで難しい。
でも、1年の時あの優勝した瞬間。みんながグランドに入り、喜び、泣き、これが理想のチームだと思った。全員で勝った瞬間だ。まさしく理想だった。
運良く、終了のホイッスルの瞬間、出場した僕はまさしくサッカー人生の中で「最高の瞬間」だった。
最高の瞬間になってしまった。
この時、最悪のパフォーマンスで落ち込んでいた僕に「上手くプレーできたかなんて気にしなくて良いんだよ。1年の時にここに立てたことが凄いんだよ。」と励ましてくれた当時の四年生のマネージャーまなさんの言葉は今でも忘れられない。
昨年、降格してしまい、この瞬間をもう一度味わいたい。自分たちの代で出来たらどれだけ幸せか?と思った。
勝つ為に、必要なことは何か?
僕の出した答えはやはり、全員が部を好きであり部のために動けること
その為に4年として出来るのは
「全員がやりがいを持ってとり組める成長環境」つくりだと思った。
その為に多くのことをしたと思う。実際、ある程度成果も感じた。
でも、勝てなかった。悔しさしか残らなかった。
振り返って欲しい。
アイリーグ含め、今年逆転勝利したか?追いつかれてから点を取れたか?
なんで失点して追いつけないのか?追いつかれて追い越せないのか?
いくら、部員全員がチームのことを考え、好きでいてくれても試合で生きてこないと意味がない。
試合中の辛い時、きつい時に立ち直れるためには、私生活の行動が重要になると思った。
日常生活での習慣が試合にでる。
1年生は、練習前にマーカーを置けているか?
選手のマグネットは毎回練習に届いているか?
ぬるっとラダーをこなしていないか?
例を挙げたらキリがない。
僕の後悔は4年生がこの緊張感を出せなかったこと。細かいルールとかいらないと思っている人は多いと思う。でも、細かい事をまもり。サッカー以外の部分で緊張感を出すことが試合中の、軽率なミスを減らし、立ち直る力をつける要素になると思う。
めんどくさい、わずらわしい事をきちんとする事が組織を強くする。
みんなでやればもっと強くなる。学生主体なら他の組織よりもっと強くなる。
今年は出来なかった。100%4年生の責任だ。
来年は、今の3年生が必ず緊張感のある組織を作ってくれるはず。
冒頭の一文に戻る。1年生の時の最高の瞬間より今の後悔の方がずっと印象深い。
今の幸せなんて一瞬で崩れる。
常に最高を目指して頑張ってほしい。