産後33日、消えてしまった腹筋が1度のファシアケアで戻ってきた!

産後ケアサービスの一例

■産後のお悩み
 産後33日の方に産後ケアにお越しいただきました。産後1ヶ月余りということもあって、
1) 腰痛・骨盤痛
2) 腹筋機能低下(腹部のたるみ)
3) 下肢浮腫
4) 大殿筋機能低下
などの悩みをお持ちでした。いずれも、産後1ヶ月として想定されるものばかりでした。

 この時期に最も重要なのは,今後の育児に支障のない体を取り戻すこと,にあります。育児に支障がないとは,痛みがない,力が入るということを意味します。浮腫は下肢や股関節機能に影響するので,運動機能を取り戻すために必要な要素です。もちろん「体型回復」の意味あいもあります。

■産後ケアの実施内容

 以下,産後ケアの方針と実施内容について紹介します。

1)腰痛・骨盤痛
  • 骨盤にわずかながら非対称性(歪み)があり、そのため骨盤を守る背筋の一つである多裂筋が過緊張の状態になっていました。
  • 骨盤の歪みの原因として、いくつかの筋肉がとても硬く緊張していたので、「組織間リリース」により筋間のファシアをリリース。
  • その結果、立っているときや、腰を後ろに反らせた姿勢において、骨盤が歪まない状態を確保し、痛みが消えました。

  

2)腹筋機能低下(腹部のたるみ)
  • 妊娠中にお腹の中央で、腹筋が横に広げられてしまいます。ひどい場合は、「腹直筋離開」といって、左右の腹直筋をつないでいるファシアが破損してしまうことがあります。
  • 腹直筋離開は、幅1.5cm、長さ5cm程度と軽度でした。1回目の出産直後は幅4cmも離開していたとのことで、かなり軽度でした。
  • 実は、妊娠中の腹直筋が横に引っ張られないように、腹直筋の上下のファシアをリリースしました。その効果もあり、1回目の出産後(幅4cm)よりもかなり軽度な離開(幅1.5cm)で抑えることができました。
  • 腹横筋の上側において、内腹斜筋との間で広範囲に癒着があったため、これらを全体的にリリースしました。
  • 腹横筋の深部では、腹膜と腸間膜が癒着しており、腹筋の収縮により胃が下方に引かれる状態にありました。このため、胸を張って真っ直ぐにたった状態で腹筋に力を入れると胃が引き下げられることになります。これらの癒着をリリースし,胃へのストレスを軽減しました。
  • 妊娠中、子宮に押し上げられた小腸は全体的に上方に移動していました。このためお腹の中央部分は、子宮が縮小したことによりスカスカの状態でした。小腸間をリリースしながら,小腸を下方に移動させ,内臓の位置関係を整えました。
  • 皮下脂肪内の浅層ファシアをリリースし,皮下脂肪の偏りを修正しました。

  

3)下肢浮腫(むくみ)
  • 大腿部のリンパ管をリリースし,大腿部の浮腫を軽減しました。
  • 縫工筋や伏在神経を長内転筋などからリリースして,太ももの筋肉や皮下のファシアを弛め、全体として血流やリンパの流れを改善しました。
   
4)大殿筋機能低下
  • 大殿筋の浅層の皮下脂肪,浅層ファシアのリリースにより,お尻の形を作る大殿筋の滑りを改善しました。
  • 大殿筋の奥の神経や靱帯をリリースして,大殿筋の滑走性を改善しました。

■ファシアケアによる体型回復を普及させるために
 NHK BSプレミアム「美と若さの新常識 4月2日放送」 でも紹介されますが、腹筋の動きは妊娠中の癒着によって強く制限されているため、産後には腹筋どうしが滑りにくい状態になっています。このため、お腹をへ込めようと思っても、肝腎の腹横筋がしっかりと収縮できなくなるのです。腹部に対するファシアケア(組織間リリース)を行うことにより、筋間の滑りを十分に改善させて、妊娠前のようなウエストを作ります。


 このようなケアは、産後の悩みを数十分で解消することができ、とても喜ばれます。何しろ、1回のケアで、ウエストが大きく変化するだけでなく、引き締まった腹筋が得られるのです。産後ケアサロンを開業されているセラピストの方は,当社が開催している各種セミナーへの参加をご検討ください。当社からの産後ケアに関する情報については、こちらのブログを御覧ください。




■ファシアケアを受けたい方へ

 今回、視聴者の皆さんから大きな反響があることが予想されます。できるだけご希望に応えたいと思い、(社)日本健康予防医学会 関節疾病予防専門部会が発行する関節運動指導士の認定者リストを公開します。このリストのうち、Level 3以上(リアライン・セラピスト)の理学療法士、柔道整復師の方々は組織間リリースを習得されています。

 医療機関では主に痛みや機能障害の治療が中心ですので、美容目的で組織間リリースをされている施設を探しておられる場合は、当社(株式会社GLAB)にお問合わせください(info@realine.info)。

 蒲田は、「産後ケア」サービスとしての予約枠を確保しております。空き枠があれば「産後ではない方」のケアもお受けしています。月に数枠ですのでお待たせするかもしれませんが、ご希望の方は申し込みフォームにご記入ください。


■蒲田和芳が取り組む事業紹介
■セラピスト・治療家向けのセミナー
・関節疾患の治療に特化した<ジョイントヘルスセミナー>
・産前・産後ケアに特化した<産前・産後ケアセミナー>
・関節の健康をサポートする<関節運動指導士必須セミナー>
  
https://realine.info/schedule/2020 

■関節の歪みに特化した新しい健康器具「リアライン」

・骨盤/胸郭j、背骨の歪みを整える <リアライン・コア>
・座るを革命する座椅子 <リアライン・チェア>
・高機能テーピングに基づく靴下 <リアライン・ソックス>
・子どもから高齢者まで、足の歪みを整える <リアライン・インソール>
  https://realine.info/realine/all

■足が痛くならない、きれいに立てるハイヒール「Liberación」
  https://liberacion.shop/

■企業経営者の方、福利厚生責任者の方へ
リベラシオン(解放)・・・働く女性の足元を美しく支え、笑顔をいっそう輝かせるプロジェクト
  https://pando.life/glab/service-572
企業向けオフィスワークにおける腰痛対策コンサルティング
  https://pando.life/glab/service-571  

■取材や企業のお問い合わせはこちらからどうぞ
  https://realine.info/contact

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株式会社GLAB

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