リアライン(歪み対策): ”そういえば、腰のことを忘れてた!”

ある部分の「痛み」に悩む方が集まる3,000人の車椅子団体のことをご存知ですか? 

  

 車椅子を使うしかないような症状をもたらすのは、普通なら足や膝の痛みだと思いますよね。この団体は北ヨーロッパの骨盤の後ろにある仙腸関節の痛みに苦しむ方々のグループです。骨盤が痛いと歩けなくなるの? と思われる方は、まだアレを経験していない方に違いありません。

  

 骨盤はからだの要(カナメ)で、背骨と脚をつなぐ連結部分です。この連結が不安定になり、体重をかけるたびにグラグラ動いてしまったらどうでしょうか? 「仙腸関節不安定症」という状態になると、体重を足に乗せることができなくなり、トイレまでも這って行かなければならないような、重度の機能障害が起こってしまいます。

  

 もちろんこのような重症ばかりでなく、いろいろなレベルの仙腸関節不安定症があります。次のような症状を経験したことはありませんか?

● 歩いていると、両足に均等に体重が乗らない感じがある。歩行だけでなく、ジョギングやスキー、自転車などでも起こります。本来なら左右対称に体重を乗せることができて当たり前なのに、左右対称に足を踏みしめることができない。

● 長時間座っていると、腰が重くなる。座っているだけなのに、腰に負担がかかっていないはずなのに、座っているうちに腰が重だるくなって叩きたくなるような不快感が生じる

● 長時間立っていると、腰が重くなる。1時間のウォーキングでは問題ないのに、じっと立っていると腰がだるくなってくる。

● 立ったまま靴下を履こうとすると、グラグラして足を上げた状態を保てない。

● タイトスカートを履くと、回転してしまう。

これらは病院に行くようなものではありませんが、骨盤のトラブルの前兆かもしれません。


 これらの症状と「骨盤の歪み」は本当に関係があるのでしょうか? 実は、科学的には全く証明されていません。蒲田が取り組んで骨盤の歪み研究では、世界中の論文を集めて分析を進めてきましたが、骨盤の歪みと症状を関連付けるようなデータはほぼ皆無に等しいのです。したがって、厳密にいうと、雑誌などで「骨盤の歪み」をテーマとしている記事の殆どは科学的根拠のないものと言わざるを得ないのです。

 

それでは、なぜ骨盤の歪みがこれほどまでに注目されるのでしょうか? 

 その理由は、骨盤に何らかの不調を訴える人がとても多いためと思われます。骨盤に痛みや不快感があると、「歪み」という言葉に敏感に反応してしまうのです。それでは、歪みを改善すれば症状はスッキリ改善するのでしょうか? その答えを私達は知っています。リアライン商品を使うと、歪みによる症状と、それ以外の原因によって起こっている症状を区別し、適切な対処法を提案することができます。

 

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