秋季リーグ最終戦 vs明治大学






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8/31に開幕した秋季リーグもいよいよ大詰め。
コロナ禍による異例のシーズンとなったが、無事に最終戦を迎えた。

すでに2位は確定しているものの、最終戦を勝って終わりたい法政。
スタメンには今季で引退する3年生の名が並んだ。

初回の攻撃。相手先発は前回と同じく右の井上。先頭の1番田中がセカンドゴロに倒れると、2番大貫はピッチャーゴロ、3番小泉は三振で三者凡退。

一方法政のマウンドには、今季6試合目の先発となる池田が上がった。

立ち上がり、先頭の中馬に右中間へいい当たりを放たれるも、ライトの前川が好捕。続く2番管原、3番留畑も仕留め、初回を3人で切り抜ける。

3回。池田は1アウトから8番柴田にセンター前に運ばれ、これが両チーム初ヒット。しかし、続く9番井上をピッチャーゴロ、1番中馬をサードフライに打ち取り、得点を許さない。

池田の好投に応えたい打線だったが、明治・井上の前に5回まで8個の三振を奪われるなど、なかなか突破口が開けない。

しかし7回。先頭の田中がセカンド横へのヒットを放ち、ようやくこの日初のランナーが出塁すると、続く2番大貫の進塁打で1アウト2塁とし、クリーンナップを迎える。しかし、3番小泉はショートフライ。4番髙井はピッチャーゴロに倒れ、好機を逃す。

その裏の法政ベンチは池田に代わって1年生の久米をマウンドに送り込む。
関東大会の初戦で完封した久米。対するは明治屈指の好打者・留畑から始まるクリーンナップだったが、見事3人で片付ける。

さらに8回には、2年生の切原を投入。公式戦初登板となる切原は、6番喜多山にいきなり四球を与えてしまい、ノーアウト1塁。ここで明治ベンチは7番阿部のところで寺島を代打に送る。その2球目、1塁ランナーが盗塁を仕掛けてくるも、キャッチャー安間の好送球でタッチアウト。1アウトをもらった切原は、そのまま寺島、柴田と連続三振を奪い、0点で切り抜ける。

両者譲らない展開で迎えた9回。

先頭の8番福岡が放ったフライを相手センターが目測誤りポテンヒットに。ノーアウトのランナーが出塁する。するとここで法政は代打に野中を起用。その初球、福岡が盗塁を決めると、さらには3球目のパスボールで3塁に進む。ノーアウト3塁とし、先制の大チャンス。するとカウント2-2から、野中が1塁側にセーフティバントを転がし、福岡が生還。ようやく均衡を破る。さらにここで1塁代走に柳町が送られると、打順はトップに返って田中。2-1からエンドランを仕掛けると、打球はライト前へ。無死2.3塁として、2番大貫のサードゴロで柳町が本塁に突入し、セーフで追加点。さらには続く小泉のレフトへの犠牲フライで3点目を挙げる。

9回の裏。法政4人目のマウンドには、3年生田中が上がる。先頭の代打・山根をサードゴロに仕留めると、中馬をファーストゴロ、代打の階をピッチャーゴロに打ち取り、試合終了。4投手の完封リレーと、終盤のワンチャンスをものにした法政が、最終戦を飾った。


先発の池田。来季は「勝てるエースに」

2番手久米。

3番手切原。

先制点を挙げた仕事人・野中。

今季は代走で2試合出場し、2得点の柳町。

この日も打点を挙げた大貫。

小泉の犠飛で生還する田中。



これにて秋季リーグ全10試合が終了致しました。

8月末から約3ヶ月弱、異例の長期シーズンとなりましたが、無事、最後まで闘い抜くことができました。

また、連盟をはじめ開催に向けてご尽力頂いた各方面の方々、この場を借りてお礼申し上げます。

今季は7勝2敗1分で2位という成績を収めることがてきましたが、目標としていた優勝にはあと一歩及はず。悔しさ残るシーズンとなりました。

投手陣は池田、田中の2枚看板が抜群の安定感を誇った。特に4勝をあげた田中は急成長。3年生の意地を見せた。最終戦で登板した久米、切原ら下級生投手の台頭が今後の鍵となるだろう。
また、昨年に引き続き守備力が高く、失点はリーグ最少を記録。工夫された練習が試合では結果として表れた。
しかしながら攻撃は、夏の練習試合での爆発的な好調ぶりが影を潜め、課題の残った。"打の法政"を展開すべく、走塁含め一から見直して来年に繋げたい。

2位という結果に満足することなく、来年こそは優勝のタイトルを掴めるよう精進して参りますので、引き続き温かい応援、よろしくお願い致します。





また、この試合をもって3年生(選手7名、マネージャー2名)は引退となります。

人数も少なく、真面目でおとなしい代でした。各々が求めるもののギャップから、時にぶつかり合うこともありました。また、チームの主力はほとんどが下級生。不甲斐ない思いもしてきました。それでも献身的にチームに関わり、互いに切磋琢磨しながら過ごしてきた3年間。いよいよ引退の日を迎え、最後は勝って終われたことを大変嬉しく思います。

顧問の小松さんやOB会をはじめ、軟式野球部の活動に尽力頂いた方々、球場まで足を運んで応援に来てくださった方々。皆様の多大なる支えがあって3年間野球部として過ごすことができましたことを、この場をを借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

今後とも法政大学軟式野球部をよろしくお願いします。



主将としてチームを牽引した福岡太希斗。チーム1の俊足で攻守に貢献し、この日も先制のホームを踏んだ。

3年生唯一のレギュラーとしてプレーで、声で、チームを引っ張った副主将の小泉。

2年夏に投手転向しながらも、この秋は防御率は0.49で4勝を挙げた田中滉大。連盟委員としての仕事もそつなくこなした。

投手陣をリードした安間湧介。持ち前のキャラクターはチームのムードメーカーとして欠かせない存在だった。

いじられすぎキャラにも屈せず、ひたむきに練習を積み重ねてきた須川功太郎。この日は3三振も「野球人生に悔いなし」

走攻守すべてにおいて高いポテンシャルを持つ前川涼亮。練習に毎日来るため、就活をしてるのか心配。

資格取得のため、春先に引退した奥村翼。入部時から怪我に悩まされたが、昨年秋の新人戦では2試合に先発した。

マネージャー長として、チームだけでなく連盟の仕事も尽くした長谷川奈央。また、写真の加工能力に優れており、チームのインスタに彩りを加えた。

同じくマネージャーの大西こころ。マネージャーでありながらも、最後までスタメンの座を狙い続けた。

来季も続投となった監督の米澤公世。





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