秋季新人戦 決勝 vs早稲田大学

【スコア】
  HOSEI     | 002 001 020 | 4
WASEDA  | 000 000 000 | 0


【スタメン】
1.⑦利渉裕次郎(スポ2=住吉)
2.⑨高橋海翔(社2=法政二)
3.⑥大貫佑馬(営2=法政二)
4.②髙井秀俊(営2=麻溝台)
5.③釜島優太(営2=法政二)
6.⑤飛田徹也(キャリア2=春日部共栄)
7.⑧安松将(営2=法政二)
8.①切原侑大(営2=順天)
9.④小池勝也(法2=成田


昨秋と同じ顔合わせになった新人戦決勝。
昨年あと一歩のところで優勝を逃した法政は、全チームからほぼ変わらないメンバーで挑む。

初回、早稲田の先発マウンドには四家。
先頭の利渉はファーストフライ、続く2番高橋はショートゴロで2アウトとなるも、3番大貫がライトのエラーで出塁し、4番髙井が四球で1,3塁とチャンスを作る。しかし、5番釜島はセカンドフライに倒れ、0点に終わる。

一方の法政先発は、2年生の切原。先日のリーグ戦で公式戦初登板した右腕。
先頭の丸山を三振に仕留めると、2番中村、3番友澤も連続三振に切り、幸先の良い立ち上がりを見せる。

2回の法政は、6番飛田から始まる打順も、3人で終わりチェンジ。
しかし3回、先頭の小池が倒れ1アウトから、1番の利渉がライト前にヒットを放ち出塁する。すると、2番高橋のところで相手キャッチャーの牽制暴投があり、一気に3塁へ。高橋は四球で出塁後、盗塁を決め2,3塁とチャンスを作ると、打順は3番大貫。1-1からの鋭いあたりは、ピッチャーのグラブに収まり、3塁ランナー利渉がホームへスタートを切るも、挟まれタッチアウト。2アウトとなる。好機逃したかと思われたが、ここで4番髙井。1ボールからの2球目を左中間へ運び、2ベース。連日のタイムリーで2点を先制する。

援護をもらった切原は、4回まで6三振を奪うなど、早稲田打線を完全に封じ込める。

4回、5回の法政は、ともに0アウトで得点圏にランナーを置くも、無得点に終わる。

しかし6回。先頭飛田が四球で出ると、1アウト2塁としてから、8番切原のライト線へのヒットで生還し、1点を追加する。

切原は、7回を投げ96球、打たれたヒットは3本。3塁にランナーを置く場面もあったが、要所をしめるピッチングで、早稲田に得点を許さなかった。

すると直後の8回。先頭の7番安松が四球で出塁すると、盗塁を決める。ここで代打の柳澤も四球を選び、1,2塁とすると、9番小池のバントで1アウト2,3塁。打順はトップに返り1番利渉。その初球、3塁ランナーの安松がスタートし、エンドランを仕掛けるも、変化球を空振りで挟殺タッチアウト。しかし、その次の球を利渉がセンター前に運び、柳澤が返って、4点目を追加する。

法政は、8回のマウンドに久米を投入。先頭代打の宮本にいきなりレフト線へヒットを打たれるも、後続を落ち着いて抑え、0点で切り抜ける。

9回、法政は2アウトから飛田がセンター前にしぶとく運ぶも、安松が倒れチェンジ。

その裏、優勝まであと1イニング。マウンドにはエースの池田が登場する。
先頭の4番橋本をショートフライに打ち取ると、続く5番石島を三振で2アウト。最後は6番坂本も三振に切って取り、試合終了。
4-0で勝利し、18年春以来となる4季ぶりの優勝を飾った。


入部時からの怪我に悩まされたが、今季終盤にデビューした切原。

秋リーグの不振から徐々に調子を取り戻しつつある利渉は2安打。良くも悪くもこのチームの起爆剤。来季は本領を発揮したい。

秋リーグでは毎試合出塁するものの、惜しくもタイトルに届かなかった高橋。来季は優勝の立役者に。

新キャプテンの髙井。捕手として、4番として、そして主将として、1年間の頑張りに期待。

1年前の決勝では3番に座り、タイムリーを放った飛田。この男が6番を打たざるを得ない打順は、他大にとって怖い。

リーグ戦、新人戦ともに活躍した大貫。来季は優勝と同時に個人タイトルも掴みたい。

代打で登場した1年生の原はセンス溢れる内野手。チーム力底上げの原動力となるだろう。

同じく1年生の柳澤。来季のチームでは、現レギュラー陣を脅かす存在が出て来るかどうかが鍵。

秋以降コンスタントに結果を残している久米。”投げれる”投手から”勝てる”一枚になるため、日々鍛錬。

複数ポジションにサインプレー、あらゆる仕事をこなす野中。スーパーサブで終わるな。

試合後の表彰式にて。(秋季リーグ分を含む)


これにて2020年度の全試合が終了いたしました。
春リーグおよび全日本大会が中止となる異例のシーズンでしたが、無事にリーグ戦10試合と新人戦を戦い抜くことができました。
球場まで足を運び応援してくださった方々、弊部SNSや連盟の速報を通じて応援してくださった方々、1年間ありがとうございました。来シーズンに向けて精進してまいりますので、今後とも応援よろしくお願いいたします。

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