前向きに


こんにちは

新緑の季節となってきました。外出自粛であまり出歩けませんが、窓を開けた時に感じる風はやはり気持ちがいいですね。


ところで近年、どの時期においても気温が高いことが気になります。かと思えば先月、この時期としては32年ぶりの積雪がありました。他にも日本では豪雨による被害・夏の猛暑・暖冬化など、気候変動の影響が随所に見られます。

 思えば私は常に、気候変動をはじめとする環境破壊について「自分も何かしなくては」という責任感のようなものを感じていました。分別を徹底してみたり、ペットボトルを買うのではなく水筒を持参してみたり、、、。しかしこのような自主的な取り組みも、「自分だけが無駄に真面目に取り組んでいる」ように感じられ、結局長くは続きませんでした。一時はそんな誰かのせいにするような自分の弱さや甘さが嫌になって、意識しないようにしていたこともありました。

そんな私の気持ちを改めて引き締め、前向きに取り組んでいこうという気持ちにしてくれたのが、FUNです。

FUNはIIRのプロジェクトの一つで、「国際問題をより身近に」をテーマに、国際問題について調べ、議論をしながら啓発活動を行っています。この年明けにはFUN代表から構造改革や今後のビジョンに関する新提案がなされるなど、まさに成長中のプロジェクトでもあります。

確かに、どの国際問題も規模がとてつもなく大きく、個人の力ではどうしようもなく思えることばかりです。ですが私はFUNで、そんな国際問題を自分事と捉え、危機感を持ち、一生懸命取り組もうとしている仲間達に出会いました。1人1人の国際問題に対する想いや意見を共有し、それぞれを真摯に受け止め、みんなで真剣になって考えます。このような仲間達の存在が、「自分は1人じゃない」「まずは自分ができることを」という勇気を与えてくれました。

誰にだって、自分1人では考えすぎてしまったり、ネガティブな気持ちになってしまうことがあるでしょう。そんな時はまず、誰かとその気持ちを共有してみることが大切なのだと思います。同じ考えを持っている人が実は身近にいたことに気がつけたり、互いが違う考えを持っているからこそ新たな発見があるかもしれません。

ここでの学びと自分の想いを大切に、これからも自分なりの取り組みを続けていきたいです。そしてその積み重ねによって、いつか他の誰かの背中を押すことができればいいなと思います。


ここまで読んでいただきありがとうございました。

2020. 04. 10 室町