P.A.L. project 2020のテーマについて

 初めまして!
 こんにちは、文学部2年、P.A.L企画部の杉﨑陽斗です。これが僕のPandoの初投稿になるわけですが今回記事を書くにあたって、何を書こうかと考えたとき、P.A.L.の魅力やP.A.L.の活動についてはどうやら他のメンバーの方々にたくさん書いて頂いているみたいなので(笑)、僕はP.A.L.が2020年度のテーマとして掲げている、
  ”Show your map,  Respect other routes.”  
について僕の思うところを書いてみたいと思います。

 まず、このテーマの意味するところは、「ある目標や問題に対する自分なりの道筋やビジョン、解決方法などを他者に示す、そのうえで他者のそれらを理解し尊重する。」ということだと僕は解釈しているのですが、個人的にこの「他者を理解し尊重する」、という考え方はリーダーシップという観点のみにとどまらず、様々な場面においてとても重要なものだと考えています。

 国内外を問わず世の中に存在するありとあらゆる問題の中で、対人関係に起因する問題はかなりのウェートを占めていると僕は思っています。こうした人と人の関係性の中においては必ず、ある主義主張をする人がいて、その向こう側にはまた別の主義主張をする相手がいます。ここで問題が発生する、もしくは問題が解決しない原因は、他者理解の欠如、つまり、相手の主義主張を理解しようともせず頭ごなしに自分たちの価値観を互いにぶつけ合ってしまうことだと僕は考えています。つまり、こういった問題の解決には他人の価値観や立場の理解が重要なのだと思います。(ここにおける他者の「理解」とは広義であり、必ずしも賛同や共感を意味するものではありません)

もちろん、他者の価値観を理解し尊重しさえすれば問題が全て解決に進むのかと言われればそうではありません。また他者の意見や主張をただ受け入れればいいというわけでもありません。自分の意見や立場、価値観を相手にしっかり発信(”Show your map”の部分)することもまた大切です。現実的にはそこのバランスはうまくとる必要があります。しかしながら、問題解決や問題をそもそも発生させないためには、他者をしっかり理解するというプロセスは前提となるべきであり、私たちに必要不可欠な能力だと考えています。

 さて、突然ですが皆さんはジブリ映画のなかで一番何が好きですか?(笑)
みなさんそれぞれ好みがあると思いますが、僕はもののけ姫なんです。
 なぜかと理由を挙げるときりがないくらいたくさん理由があるのですが、一つ取り上げたい理由として、作中に悪役がはっきりと描かれていない、つまり、善悪がはっきりと線引きされていない、ということがあります。(そんなの知ってるよ!という方はすみません笑)
 こういう類いの映画やアニメなんかは、大体は主人公が絶対的ヒーローであり、悪役は最終的にやられてしまうというものがほとんどですし、主人公に感情移入してしまいますよね。
 しかし、もののけ姫では違います。作中では、それぞれの登場人物に守りたい人やモノ、使命があり、それらがそれぞれの登場人物の視点でしっかり描かれています。
 つまり何が言いたいかというと、どの人物がしていることもその人にとっては善であり見方によっては決してどの立場が間違っているということは言えないんです。
 そのうえもののけ姫では、現実では人間が破壊しても声を上げることのない「自然環境」を、声をあげ抗う「もののけ」として描くことで、人間と自然環境の関係、いうところの環境問題を、「人と他者」という構図に落とし込み、「他者の理解、尊重と共生」という私たちが持つべき重要な観点をわかりやすく表現しています。

 なんか映画の感想文みたいになってしまいましたが(笑)、この客観的な視点は他者を理解することにおいてはとても重要だと僕は考えています。SEKAI NO OWARIのDragon Nightにも歌われているように、人にはそれぞれの正義があります。正義というと少し胡散臭い感じもしますが、その自分の意見や価値観をいかに発信し、いかに他者の異なる価値観や立場を理解、尊重するか。簡単そうに見えて、意外と難しいことだと僕は思っています。

 話を戻すと、私たちは国際交流団体に所属しているわけで、これは当たり前のことですが、日本というコミュニティの垣根を超えればそこにはさらに異なった、より多様な価値観やバックグラウンドを持った人々が存在しているわけです。来年以降はまたテーマが変わるのかもしれませんが、その意味においても僕は、このP.A.L.2020のテーマはとても重要であり、これからも大切にしていきたいと思っています。

 ここまで読んでくれた方はありがとうございました。話があっちこっちへ行ったり冗長な文章で読みにくかったと思います(笑) 自分の意見をわかりやすく言葉にする、という意味でも”Show your map"の方の力もつけていきたいです。


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