何も無いのは街じゃなくて俺かな

僕の生まれた街は何もなかった。

小さい頃からずっと都会に憧れていた。

田舎で育った僕には街も人も全てが輝いているように見えた。

初めて大阪に来た時、全てが理想どうりだった。

道行く人一人一人みんなキラキラしていた。

ドラマの中に迷い込んだような気分だった。

やっぱり都会がいいと改めて思った。


しかし、IーRISに入って初めてのラオス訪問でこの価値観は簡単に変えられてしまいました。

ラオスは僕が育った街よりもずっと田舎でした。間違いなく

木造の家、舗装されてない道、野良犬、牛、天井のない学校、自然のトイレ、4人乗りのバイク、脱輪、遭難。

全てがむちゃくちゃで魅力的なところだった。

田舎であってもラオスに住んでいる人は僕が思っていた理想の都会人と同じようにみんな輝いていた。

ラオスに住んでいる人や文化、自然に触れていくにつれて何も無いのは自分かもしれないと思うようになった。


ラオスの訪問が終わり、地元に帰るとそこには今まで気づけなかった魅力があった。

そこで全てがはっきりした。何も無いのは街じゃなくて自分であったと。新しい自分になれたみたいで少し嬉しかった。

次第にその魅力をたくさんの人に知ってもらいたいと思うようになった。今ではそれが夢になった。


[愛媛を日本一の観光都市にする!]

これが僕の夢です。


IーRISに入って、多くの人の考え方や意見を知ることで自分の狭かった視野を広げることが出来たと思います。

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