実習初日の朝。実習生は職員室の先生にご挨拶をするという、伝統みたいなものがあります。先生達が立ち上がって並んで立っている僕たちを見ています。それはそれは怖かったです。緊張で手が震えました。そして、しばらく待っていても先生達は黙ったままでした。
「おや?これはもしや試されてるのか??実習生としての積極性を見られているな??」
心の中で深呼吸をして、僕は職員室の一番遠くにいる先生にも聞こえるくらいの大きな声で挨拶をしました。
「本日からお世話になります、國學院大学から参りました飯島祐太郎です。宜しくお願いします!」
先生たちは顔を見合わせます。笑い声が少しずつ起こり、その直後に職員室の扉が開き、司会の先生が遅れて登場。
「それでは先生方、こちらに並んでいるのが実習生として来られた4人の学生です。それでは飯島くんから順番に自己紹介していこうか。」
こうして僕の教育実習がはじまりました。
あははいいね笑このエピソード笑笑
いいでしょ笑