IVUSAを続けた理由

大学3年の秋ぐらいから私は、4年でIVUSAを続けるか迷っていました。
コアにとは言えずとも様々な形で関わってきて、1年生の頃から大学生活のベースの1つにIVUSAがありました。

そんな中、IVUSAがない大学生活ってどんなだろうって考え始めたんです。
なんだか、IVUSAに甘えているような気がしました。
ここにいれば色んな情報が自然と入ってくるし、この中でやりたいことを探して飛び込んでいるだけでも成長に繋がる。

でも、IVUSA外にもそういう場所はあるわけで。
そういう場所をこれまで以上に開拓していくのもありなんじゃないかって。そういう力もっともっとつけたいって。
私はわりと0 or 100で物事を考えてしまう人間なので、振り切ってそっちに全力集中したいって考えていました。

ぶっちゃけ、3年の2.3月時点で「辞める8割・続ける2割」ぐらいでした。


でも今、こうして続けています。
それは、カンボジア隊の存在があったからです。

「IVUSAとしてもう一度カンボジアに行きたい」

辞めることを考えたときに真っ先に思い浮かんだのはカンボジア隊でした。辞めたら、「IVUSAとして」カンボジアに行くことは絶対にできなくなるんだなーって。
IVUSAで他にやりたいことはその当時特になかったけど、そこだけが引っかかりました。

他の機会を利用してカンボジアに行くことだってできます。他の団体のツアーで行くとか、それこそ旅行で行くとか。
でも私は、「IVUSAとして」というところにこだわりました。

なぜか。

先輩方から繋がれてきた歴史と想い、そして現地の方達との繋がりがあることを知っているからです。

1つ前の記事で書きましたが、10年前の1次隊で建設した小学校の壁には、先輩方が書いた「夢」という大きな文字が残っていました。
カウンターパートとしてずっとお世話になっているフン・シンホンさんは、IVUSAにまたカンボジアに来てほしいと言ってくださいます。

これってきっとあたりまえのことじゃありません。
先輩方とシンホンさん、カンボジアの現地の方々がしっかりと繋がりを築いてきたからこそだと思います。

この繋がりや想いをさらに次の世代へも繋ぎたい。
「IVUSAとして」カンボジアに行きたい。

私が4年でIVUSAを続けている軸は、ここにあります。