ミスボディフィットネス
ボディフィットネス(運動選手らしさの美)
型の総体的な印象からスタートし、ヘアースタイルや顔立ち、全体的な筋肉の発達具合 、バランスのとれたプロポーション、肌の色つや、選手が自信を持って優雅に自己表現をしているか等が審査される。リラックスポーズで表現される「健康的・元気さ・スポーティさ」は、他の女子競技と同様だが、筋量やハードさから見れば、フィジークとビキニの中間的な位置づけになる。コスチュームやハイヒールのデザインは、フィジークよりフリー。
カテゴリー
身長別クラス分け
オールジャパン・ミスボディフィットネス
①158cm以下級 ②163cm以下級 ③163cm超級
※ジュニアは23才以下 マスターズは50才以上
オーバーオールの部
ジャパンオープン・ミスボディフィットネス
コスチューム
*ビキニは臀部の1/2と前前面を覆うもので、色・素材・デザインは自由だが、
サイド部がチェーンや紐のものは不可。
*当日のコスチュームチェックを受けた2着まで着替えることができるが、
但し、決勝と表彰式は同じものを着用
*公認コスチューム作成業者(参考)
フィットビート、フィットベル、アヴィオンアトリエ
*アクセサリーは自由
サンダル
靴前底部の厚さは10mm以下で、かかと部の高さは127mm以下とする。
足首にベルトが付いているもので、ミュールは不可。
推奨品(株式会社ダイアナ制作JBBF公認サンダル)
ボディフィットネスのクォーターターン
1.フロントスタンス:かかとを付けてつま先は約30度に広げる。
両ひざと背筋を伸ばし両腕は体にかからないように少し左右に拡げて自然な状態で下げる。
腰を反らし過ぎたり上半身を前傾し過ぎないようにまっすぐに立つ。
2.クォーターターン・ライト:フロントスタンスから右に1/4ターンをして審査員側に左側面を向けて立つ。
上半身は少し審査員側へ向けるが、顔はクォーターターンをした方向に向ける。
スタンスと腕・肩の状態はフロントスタンスと同じであるが、両腕が体にかからないように。
3.クォーターターン・バック:次に右に1/4ターンをして審査員に背を向けて立つ。
スタンスと腕・肩の状態は、フロントスタンスと同じであるが、上体はやや反り気味。
4.クォーターターン・ライト:次に右に1/4ターンをして審査員に右側面を向けて立つ。
クォーターターンをした時の状態は、左側面と同じ。
5.クォーターターン・フロント:最後に右に1/4ターンをし、フロントスタンスに戻る。
6.クォーターターンのどのポーズにおいても、膝を曲げたりかかとを浮かしたりしない。
ピックアップ
クォータータンで12名を選出する
①挨拶の1ポーズをしてからセンターへ移動し、1ポーズをとった後舞台後方に整列する。
②全員もしくはグループ単位でクォーターターン→左右入れ替え
③左右に分かれてセンターでクォーターターンによる比較審査
※12名以内の参加者の場合は行わない。
ラウンド1・予選
ピックアップ審査通過者12名の順位付け(12名以内の場合は全員)
①Lウォーキングで一人ずつ入場後ラインナップ
②6名ずつの組単位で(12名以内の場合は全員)クォーターターン~左右入れ替え
③左右に分かれてセンターでクォーターターンによる比較審査
ラウンド2・決勝
決勝進出者6名(ジャパンオープン・ミスボディフィットネスは12名)の順位付け
Lウォーキングで一人ずつ入場後ラインナップ→ 全員でクォーターターン
左右の入れ替えあり → 必要なら比較審査
ボディフィットネスの審査のポイント
クォーターターンに限られていた表現方法に、ウォーキングを新たな審査対象として追加。
1. 全体的にみて生まれつきだけでなく、スポーツや適切な食事の結果、体の各部は脂肪が少なく、引き締まって見栄えがすること。
2. ビルダー同様に、筋肉のセパレーションの鮮明さは求められるが、筋が見えるほど極端な絞り込みは必要ない。
3. 上体のアウトラインはV字形で、三角筋の充実度と、僧帽筋によって得られる滑らかなショルダーラインは、前面・背面ともに重要なポイントとなる。
4. 腹・背部の筋肉のセパレーションと鮮明な皮膚感は、ポイントアップにつながる。
5. 大腿部の筋量は、女性らしさを表現する上で重要なポイントで、鮮明なセパレーションとボリュームのある大腿部がとくに評価される。
6. 丸みをおびたきれいなハムストリングスは、側面からみたときの女性らしさを表現する上で不可欠な要素である。
7. カーフは細めで、引き締まった形の良さがもとめられる。
8. 丸くタルミのないヒップは、もっとも女性らしさを表現するのに大事な要素で、ヒップに緊張感を持たすことは必要だが、力をいれると丸みが損なわれてしまうので要注意。
9. 肌の滑らかさも重要で、セルライトが少ないハリのある皮膚感が望ましい。
10.フィットネス競技では、顔だち、ヘアースタイル、メークアップ等は、“トータルパッケージ“ を審査するうえで重要な要素となる。
11. コスチュームやシューズが、選手の顔だち、ヘアースタイル、メークアップ、皮膚感等と調和がとれているか。
12.プレゼンテーション全体をとおして、選手がステージに上がった瞬間から降りるまでが審査の対象となる。
13. 審査員は、選手のステージ態度に落ち着きと品の良さがあるかに注目し、その人柄が観客に伝わり、ステージ上で自信を持ってパフォーマンスをしているかを見る。
14. ウォーキングやターンの動作また、ポーズを決めたときに、スポーツマンらしい清々しさが表現できているか。
15. 選手が、常にスポーツマンシップとアマチュア精神にのっとったステージマナーに徹しているか。