こんにちは。事務局員の船島遥(ふなじまはるか)です。
今回は私のビジョンの原点についてお話していきたいと思います。
私のビジョン。私の中で、一番大きく私を作り出しているすべての原点。それは、出会いとそこから生まれた絆にだと感じています。
あの誰もが知る東日本大震災。すべてが泥の中で、水も電気もない真っ暗の世界の中。こぼれ落ちそうなくらいのたくさんの星の輝きが今も強く心に残っているように、当たり前すぎて見えていないものが、何かのきっかけで見えてくる世界があると信じています。
私があの震災をきっかけに、医療に興味を持ったのも、あの何もかもなくして、身動きができなくなって途方に暮れていた私たちに、力をくれ、励ましてくれた医療スタッフの力強さと笑顔がきっかけでした。今、私は、医療スタッフになるために、いろんな専門分野に目を向けて頑張っています。その中で、何より大切なことは、人と人の心のつながり、それは相手に対する「思いやりの心」だと思っています。
私が、日中韓子ども童話交流に小5の時に参加してつかんだ、すばらしく大きな広い世界と、友とのつながりは、今の私の自信へつながっていると信じています。私は、大学生になり、今度は子供たちを見守る立場として参加することで、あの時の私の気持ち、心を改めて見つめ返すことができたと思っています。今も、あの時出会った、そして今回出会ったすばらしい仲間に、すべての人に、ありがとうという思いがあふれています。今度は、旅で出会ったすべての子供たちのくれたあの笑顔が、私にとって、今も大切な宝物であるように、子供たちにも、私と同じように感じてほしいという願う思いでいっぱいです。
言葉が違っていても、どんなに離れていても、ずっと友達と、自信を持って言えるくらいの絆を、あの十日間は私たちに、子供たちに与えてくれたと信じています。いつもの仲間、いつもの暮らしの中では見えない自分。そして、友との友情。子ども童話交流は、夜に輝く星のように、私たち、子供たちの心に、しっかり残っていると思います。そして、私たちのように、何年後、また、友情を笑顔で確認できた、この幸せは本当に感謝しかありません。この私のつかんだ思いをしっかりつなげていきたい。これが、私のビジョンであり、私が事務局員になったきっかけです。