①質の高い議論による語学力やアウトプット能力の向上
8月の約1か月間、分科会に基づいた学術的テーマに関して日中学生5~6人のチームで議論する。英語・中国語・日本語を駆使して自分の意見を積極的に発信することが求められるため、速いスピードで語学力やアウトプット能力を向上させることができる。
②多様な分野の第一線で活躍される方の意見に直接触れる
分科会ごとにフィールドワークを行う。日中学生会議の一員として専門家の方々にアポイントメントを取り、実際にお話をすることで深い学びを得る。また41期参加者全体で県知事など著名な方を訪問する予定であり、普段では会えない方々との交流により成長する。
分科会の成果発表の際には顧問の大学教授やOBOGからフィードバックを得ることができ、視座が高まる。
③共通の関心を持つ仲間同士で切磋琢磨する
日本全土、中国全土、また世界中から共通の関心を持つ学生が集まる。強い想いを持つ仲間同士だからこそお互いの意見を尊重し、本音で対話できる。
日中学生会議はこのような強い想いを持った学生の運営により41年間、あらゆる危機を乗り越えて継続されてきた。OBOG方の協力を得るだけでなく、実行委員も参加者の挑戦をサポートするための体制を整えている。
④中国を通して世界を見る
私たちはそれぞれ色眼鏡をかけて物事を見ており、世界情勢に対する意見も異なる。実際に中国で生活する学生と本音の対話を通し、自分になかった価値観・考え方を得て、中国の本質に迫る。今まで自分の中になかった新たな視点を取り入れる姿勢が求められる。
⑤リーダーシップを学ぶ
日中の多様なバックグラウンドを持つ分科会をまとめるリーダーを立候補で選ぶ。参加者5-6名の1テーマごとに1人、リーダーとしての機会がある。全部で10テーマある。委員は運営と分科会を繋げる役目を果たし、リーダーのサポートを行う。
今年は史上初の対面とオンラインの融合開催である。参加者から運営に携わる「日中向上委員会」を定期的に開催する。
十人十色の価値観・バックグラウンドを持つ仲間の中で、「どうすれば皆が満足するか?」「組織として何が正しいのか?」という問いから得る経験は学生でしか得られない学びとなる。
次期実行委員の選考は参加者から優先的に行う。半年の参加後、より広い視点から組織運営を経験することに直結する。
⑥国際交流を学ぶ
多様な価値観・バックグラウンドを持つ人とどのような配慮を持って議論するべきかを学ぶ。相手国をマクロ視点からミクロ視点の両方からとらえる目を育む。
⑦将来の目標を作る
分科会の議論だけでなく全体での交流会や観光、講演会、OBOGとの対話など、多様なプログラムが用意されている。多様な価値観を持つ人との対話や経験を通し、興味や目標を追求する。