一つ前の投稿の続きです。
前回はテーマやコンセプト、デザインに込めた思いなどを説明したので、この記事では内装や設計デザインについて説明していきます。
まず初めにパンのディスプレイです。
パン一つ一つが、作品であることを念頭に考え、その作品をいかに美しく見せられるかを意識してデザインしました。石材を使用し、高級感と和の雰囲気を演出しています。
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次に、家具は1F、2Fともに黒と白で統一し全体にまとまりがでるよう意識しました。
2Fスペースは“和”を強く感じられるよう、サイドの壁に日本画を飾り、中央スペースに陶器の展示を用意して、大きな窓から覗く自然もあわせて一つの空間になるようデザインしています。
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外観は、立地環境が都心にある公園（日本庭園前）になるので、景観を壊さないよう、なるべくシンプルにダークグレーのワントーンで統一し、景観とのつながりを持たせるよう窓を多く使用しました。
最後にライティングと全体の説明です。
まず、ライティングは照明をなるべく目立たせないよう心がけて設計しました。全体的にシンプルでスッキリとしたイメージなので、ライティングもなるべくシンプルに小さめのダウンライトで統一しています。
ただ、パンディスプレイのライティングだけは直接パンに光があたるよう暖かな光のブラケットライトを使用し、よりパンが美味しく見えるよう意識しました。
全体の設計は、吹き抜け空間にパンを置き、パンの香りが全面に広がるようイメージして設計した点と、今回の作品は360°どこから見てもさりげなく“和”を感じられ、静かで落ち着いた雰囲気がだせるよう、全体的にスッキリと余裕のあるスペースを確保した点がポイントです。
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きっと 360°-JAPAN- から帰るころには、周囲の自然と店内の静かで心地よい雰囲気、パンの優しく暖かな香りに包まれ、肩の力が抜けニュートラルな自分になっていると信じています。
授業課題
制作期間：2020年10月〜2021年2月(4ヶ月)
使用ツール：vectorworks/illustrator/photoshop
