「楽しむ」

初めまして。
近畿大学サッカー部2回生の辰巳連です。
僕が今までサッカーをしてきて大切にしている事を書きたいと思います。

僕は5歳からサッカーを始めました。
小学校の頃は所属していたチームが地元の弱小チームで規則も緩く自由だった上に、キャプテンも務めたりしていてチームで自分が1番上手いと勝手に思っていました。
中学ではもっとレベルの高いチームでサッカーがしたいと思い、部活ではなく県外のクラブチームへ入部しました。そこでもキャプテンを務めさせてもらって関西大会や全国大会なども経験できて、自分の中では小学校、中学校時代は全盛期というか心の底からサッカーを楽しんでいました。

高校は大阪の強豪高校から推薦をいただく事ができ、サッカー推薦で入学させてもらいました。

しかしそこで人生で初めての大怪我をしたり、今までとは比にならないくらいのハードな練習を前に、毎日練習に行くのが嫌になり、試合に出ても楽しくない、ミスが怖い、気づいたらサッカーが大嫌いになっていました。

もちろんそんなメンタル状態では良いプレーが出来るはずも無く、出場機会も段々と減っていきました。もうサッカーを辞めたいと思うようになり、サッカー人生で1番苦しい期間で試合に出たいと思った頃には高校3年間が終わっていました。

サッカーが嫌いなままサッカー人生を終わりたくないと思い、自分は近畿大学サッカー部に入部させていただきました。そこでもどうやったら上手くいくか色々な事を自分の中で試しながらプレーしましたが全く変わりませんでした。そうしていた矢先に不祥事で活動停止になり、初めて10ヶ月間もサッカーから離れる期間が出来ました。その間やっぱり心のどこかで"サッカーがしたい"と思ったし、サッカーができる環境が当たり前じゃないんだなと改めて感じる事ができました。

活動再開になると自然にサッカーを楽しむことができていました。サッカーを楽しみながらしていると自然に良いプレーも出るし、少しずつですが元の自分にも戻ってきている気もします。僕は上手くなる為に色々考えたりする事も大切だとは思いますが、まずはサッカーを楽しむ事が何より1番大切だと思いました。大学サッカーも残り2年なのでまずはサッカーができる環境に感謝しながら全力でサッカーを楽しんでいこうと思います。

拙い文章ではありましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

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