「周りの支え」

​初めまして。近畿大学サッカー部2年の臼井勇気です。私が近畿大学サッカー部に入部してからのこの2年間で感じた事を書きたいと思います。

サッカー部に入部した当初は先輩達となかなか馴染めず、プレーも遠慮がちになってしまいなかなか思うように練習に取り組む事が出来ませんでした。そんな時に4回生の先輩を中心に向こうから声をかけてくださったり、ご飯に連れて行ってもらったりして仲良くなることが出来、遠慮することはなくなりました。この時、先輩の声をかけるという些細な行動に支えられたと感じました。

サッカー部での活動がスタートしてすぐにコロナの影響で活動停止になり、練習ができない状態になりました。そんな中でも地元の友達が集まってくれて、サッカーをしていない友達まで練習に付き合ってくれました。また、関学サッカー部の人達も、違う学校であり初対面の人が殆どの中サッカーに混ぜてくれました。この様な周りの支えがあり、サッカー部としての活動はできない中でも充実した日々を過ごすことが出来ました。

コロナが収まり練習が再開したのも束の間、不祥事により10ヶ月間活動停止になりました。しかしこの10ヶ月間が自分にとってはとても大切な時間だったと思います。活動が停止して最初は自分で動いていましたが、限界がありました。そんな時に地元の友達が練習に付き合ってくれ、ジムにも一緒に通ってくれました。そして私の高校の頃の所属チームであるヴィッセル神戸ユースが練習への参加を受け入れてくれ、質の高い練習をすることができました。これは他の選手と同じように指導してくれたスタッフや、大学生だからといって遠慮したりせず変わらずプレーしてくれた選手達のおかげです。私を受け入れてくれたスタッフや選手の皆様には本当に感謝しています。それだけではなく、近大サッカー部のOBの方々がサッカーができる場所を与えてくださり、活動中と変わらないようなトレーニングを続けることが出来ました。

サッカー部での活動が続いていたら関わらなかったであろう沢山の人と関わることができ、色々な経験をすることが出来ました。当たり前だと思っていた芝生のグラウンド、ゴール、沢山のボールや一緒に練習をしてくれるチームメイト、マネージャー、指導してくれるコーチなど恵まれた環境でサッカーが出来ていたと知ることができ、サッカーへの向き合い方を変えることが出来ました。

この10ヶ月間でたくさんの方に支えられてプレー出来ているという事を改めて感じる事ができました。これから支えて下さった周りの方々に感謝しながら1試合1試合プレーしていきたいと思います。そして結果でその方々に恩返ししたいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。