こんにちは、そして初めまして!京都特撮企画会員の井上です!
突然ですが、京都特撮企画では、定期的に会員が各々他のメンバーにお勧めしたい作品の魅力を教え合い、見聞を深めることを目的とした「作品紹介」を行っております!
今回は、pando出張版として、特別に総会に先駆け、この作品
実写版「デビルマン」(2004)を紹介していきたいと思います!
名前は聞いたことはあるという方でも、実際にどんな作品か、どのような魅力があるのかという点については、知らない方が多いのではないでしょうか?
この記事をきっかけに、読者の皆様の興味をひき、「デビルマン」にとどまらず新しい作品との出会いのきっかけになれば幸いです!
・概要
後世の数々の作品に多大な影響を与え、日本人なら誰でも一度は耳にしたことがあるであろう永井豪の名作「デビルマン」を、「仮面ライダー」シリーズなどでおなじみの日本を代表する映像制作会社「東映」の手により、一説では10億円ともいわれる多額の予算を費やし実写化した作品。
公開から15年がたった今でもネット上でのカルト的人気は収まるところを知らず、漫画・アニメが実写化する際には必ずと言っていいほど話題に上がるなど、日本の映画史に燦然と輝く作品といえる。
・あらすじ
両親を交通事故で亡くした高校生・不動明は、暖かい家庭である牧村家に引き取られ、成績優秀スポーツ万能だが変わり者な幼馴染である飛鳥了に「彼のように強くなりたい」という憧れを抱きながら、日常を過ごしていた。
ある日了に「親父が死んだ」と告げられ、授業から連れ出された明。飛鳥邸まで車で移動する間に見せられた映像により、明は相手と合体し進化する知的生命体・デーモンの存在を知る。
飛鳥邸に到着し地下室へ向かうと、そこにはデーモンに取り込まれた飛鳥の父親の姿があった。愕然とする明に了は「これは親父だ。俺も合体されて人間じゃなくなった。助けてくれ、殺してくれ」と迫る。そうしているうちに、明はデーモンと合体し、鋭い爪や牙、真っ黒な翼をもつ恐ろしい姿へと変身する。
「滅びろ、デーモン!」
その場にいたデーモンとの戦いを終えるも、戻った姿は元の明ではなく、デーモンの特徴が色濃く残る姿であった。
「あー、俺、デーモンになっちゃったよ……」
「違うよ。人間の心を持つ、デビルマンだ」
そう語り掛ける了の姿は、天使のような八枚の翼をもつ神々しい姿だった。デーモンになってしまったことを嘆く明を、了は祝福する。
「体はデーモンでも、心は人間だ」
「ハッピーバースデー!デビルマン!」
かくして、明とデーモンの死闘が幕を開けるのであった……。
前編はここまでとなります。
後編では、この作品の細かい見どころを紹介していく予定です!