こんにちは。ラブホ図鑑編集部です。
今回は、私たちが学生フリーペーパーを作る上での想いを話したいと思います。
みなさんは学生フリーペーパーの反対はなんだと思いますか?
私は営利目的の商業誌だと思います。
商業誌の場合制作者は売らなければならないので、どうすれば多くの読者に興味を持ってもらえるか考えないといけません。
しかし、フリーペーパーは極端な話一部の共感してくれる人だけが読んでくれたらいいんです。
まあ、これは私たちが自費出版ってことも関係してくるんですけどね。
でもだからこそ社会の目とか、評価とかを気にせず、好き勝手に表現できると思うんです。
で、好き勝手に出来るからこそ意識してることが2つあります。
1つ目は私たちにしか発信できないことを発信することです。
まず大前提として、私たちは何かを発信する時、情報の羅列になってはいけないと思ってて、
Googleを使えば大体のことはわかる時代じゃないですか?
だから、検索すれば分かること綺麗にまとめて発信しても意味がないと思ってます。
私たちだから発信できることを発信していくべきだと思ってます。
で、ちょっと話は変わるんですけど、みなさん選挙特番で候補者のプロフィールと一緒に一言メモみたいなのが紹介されてるの見たことありませんか?
私が見たある人は「夕刊」を「タモリ」と間違うって書かれてて、一気にその人に興味が湧いたんですよね。
それって、その人に対するイメージが漠然とした政治家像からその一言メモで具体的なイメージに変わったからだと思ってて、こういうのを私たちも大切にしたくて、
例えば、歩いて行ってみたとか、ベッドから見上げ景色とか、
特に意味はないけど、これによって
あっこの階段ベッドがあるホテルは田んぼの中にあるんだなとか、
あっこのベッドに寝るとパチモンのミニーちゃんと目が合うんだとか
より具体的にイメージできませんか?
だから、私たちは読者がラブホをより具体的にイメージしやすくなるものを発信したいと思ってます。
2つ目は人間味を出すことです。
ここからはちょっと私の好みもあるんですけど、私人間味が溢れるものが好きなんですよね。
フリーペーパーでいうと、妄想星占いとかすごくすきで。
作者の妄想の星占いが書かれた月刊のフリーペーパーなんですけど、
作者さんの星座だけいつも運勢が最高点だったり、
元カレさんの運勢が下げられたりしててとっても面白いんですよね。
で、なんでこんな面白いんだろうって考えたとき、
きっと作者さんはこんな人なんじゃないかなーって想像できる、
人間味が透けて見えるからだと思いました。
だからこそ私たちもそういう紙面にしたくて、
例えば、オムライスランキングを選んだ基準とか、
発行日の横の何の日とかは、
オムライスを食べた時の「空腹ならなんでも美味しい説あるよね」や、
「発行日の10月30日って初恋の日らしいよ!可愛くない?」という会話を紙に落とし込んでいます。
紙面を通して私たちという人間が作っていることが読者に伝わるればいいなと思っています。
最後に、私は4年生なので来年の春には社会人です。
(まだ内定はありませんが...)
社会人になって何かを作るとなるとやっぱりこんな風には出来ないと思います。
だからこそ、ラブホ図鑑の活動を通して、ビジネスを考えない制作活動を全力で楽しみたいと思います。