Magadipitaへの想いーえり

Magadipitaに参加してから早3ヶ月が経ちました。このような情勢だったので一時はどうなることかと思いましたが、なんだかんだで活動できています。

現在今年から参加したメンバーの子達とweb版Magadipita を制作しています。初めてのイラレは何もかも分からなくて、何が分からないのかも自覚できませんでした。趣味でメディバンペイントというお絵かきソフトをいつも使っていたので、余計に慣れるまでに時間がかかりました。

特に慣れなかったのはペンツールで描くことです。いつも使っているiPadは直感的に線を生み出すことができます。しかし、イラレはそれができません。点と点を紡いで画面を作っていきます。点を打って、点を打って、点を打って、点、点…。点の無限地獄です。でもふと画面から顔を上げると、今まで点に見えてたものがきれいな絵になっているのです。点の無限地獄からの成仏、私はこの瞬間が好きです。

また、イラレ以外にも大変なことがあります。それは協力です。大多数の人間にとっては簡単なことに思えるかもしれません。しかし、私にとっては難しいことなのです。私ははっきり言って完璧主義者です。自分の思い通りに行かないと少しだけ悩んでしまいます(寝れば何もかも忘れますが)。おまけに怠惰です。ダラダラしているので気を引き締めないといつも時間に遅れてしまいます。

協力は雑誌製作においてとても大切なことです。先輩方やメンバーの意見を肯定的にとらえること、約束の時間に遅れないこと、相手への感謝を忘れないこと、言い方を考えること…。協力をすることが自然にできない私は、いつも色んなことに気をつける必要があります。

Magadipita は1人では作ることができません。あの可愛らしい一冊の本の中には、たくさんの人の努力や協力が詰まっています。Magadipita は奇跡の結晶のような、我が子のようなものなのです。

今はたくさんの人にMagadipita を手に取ってもらえることが何よりも楽しみです。まだまだ製作中ですが、頑張っていこうと思います。

八木絵里